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公明井上氏、戦後70年談話で政府与党での認識共有を要請
公明党の井上義久幹事長は4日、自民党の谷垣禎一幹事長と東京都内で会談し、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話について「中身について言及するつもりはないが、政府・与党で一定のコンセンサスを得ることが必要だ」と述べ、作成過程で公明党に一定の配慮をするよう求めた。谷垣氏は「与党で共通認識を持つことは大事だ」と応じた。
井上氏は会談終了後、周辺に「与党協議を本当にやるのか、どういう形で進めるかなどは両党でのあうんの呼吸だ」と述べた。
同党の漆原良夫中央幹事会会長も、都内で記者団に「首相は今までの内閣の考え方を継承すると言っており、その線に沿った内容になるだろう。当然、政府・与党は同じ考えでなければならない」と指摘した。
これに関連し、菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官は記者会見で、「まず有識者の会合でさまざまなことを提案いただき、そういう中で決めていく。現時点では有識者の会合を見たい」と述べた。