「イスラム国」シリア街頭で殺害映像上映か

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 イスラム過激派組織「イスラム国」がヨルダン人パイロットの殺害映像を公開したことを受け、ヨルダンでは、アブドラ国王が「容赦なく戦う」と述べるなど、「イスラム国」への対決姿勢が強まっている。

 ヨルダン国営テレビによると、訪米を切り上げて帰国したアブドラ国王は4日、軍の幹部らとの会議で「『イスラム国』に対して容赦なく戦う」と述べたという。

 モマニ・メディア担当相「過激派やテロと戦うため、有志連合との協力をすすめていく。最終的には『イスラム国』の弱体化を目指す」

 また、モマニ・メディア担当相は4日、アメリカが主導する有志連合と連携して「イスラム国」の弱体化に取り組む考えを示した。一方で、地上部隊を投入する考えはないとした上で、シリアの穏健な反体制派などを支援していくと述べた。

 こうした中、「イスラム国」の中心拠点、シリアのラッカで、ヨルダン人パイロットの殺害映像を上映する様子が「イスラム国」系のウェブサイトに投稿された。映像では、子供を含む市民らが、街頭に設置された大型スクリーンを見ている様子がおさめられている。