「速度」主義なアプデ。Facebookはいかにしてアプリの高速化を実現しているか
地味なアップデートだけど着々と。
Facebookは先日ブログで「iOSアプリの画像表示を今までに比べて10%少ないデータで15%の高速化を可能にした」と発表しました。
今回新たに採用されたのはProgressive JPEG(PJPEG) という画像形式で、Web版では2010年頃から使われているものですが、アプリではまだ活用が進んでいませんでした。
従来のJPEGでは小さい画像があらわれてもフルイメージを待つ必要があった
今までのアプリだと同じ画像でも2つの異なるサイズ(小と大)をダウンロードし、ニュースフィードやフルスクリーンなど場面で使い分けていました。それがPJPEGであれば最初に低解像度で表示し、ダウンロードが進むごとに高解像度化するので、無駄が少ないという仕組みです。
PJEPEGではスキャンを重ねるごとに画質が良くなる
頑張っているのはiOSだけじゃありません。Androidアプリのニュースフィードも快適にスクロールできるように工夫され、メモリー不足エラーは17%減少、ニュースフィードも10%以上高速化したそうです。
最近では目立った変化のないと思っていたFacebookアプリですが、目に見えないところで常に高速化や安定化されているんですね。開発裏も公開してくれているのでディベロパーの人も参考になるかも。
image by Nokia Here
(ケンタロー)
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