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マクドナルド売り上げ 先月は38%減少2月5日 17時49分
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「日本マクドナルドホールディングス」は、商品への異物混入が相次いで明らかになった影響などで、先月の売り上げが前の年の同じ月を38.6%下回って、1か月間としては株式の上場以降、最大の落ち込みとなりました。
発表によりますと、日本マクドナルドホールディングスの先月の売り上げは、前の年の同じ月に比べて38.6%の大幅な減少になったほか、来店客数も28.5%減少しました。
これは、ことしに入ってから商品への異物混入が相次いで明らかになったことが主な要因で、先月の落ち込み幅は1か月間としては株式を上場した平成13年7月以降、最も大きくなりました。
日本マクドナルドは、去年7月に明らかになった使用期限切れ食材の問題の影響で売り上げの減少が続いていて、前の年の同じ月を下回るのはこれで12か月連続になりました。
日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長は記者会見で、「食を扱う企業として異物混入はあってはならないことで、可能な限り異物混入をゼロに近づけたい」と述べ、陳謝しました。
一方、合わせて発表された去年12月期の1年間の決算は、売り上げが前の年より14.6%減少して2223億円となり、最終的な損益は218億円の赤字と、11年ぶりの最終赤字になりました。
業績の立て直しに向けて日本マクドナルドは、衛生管理体制などを改めて強化するなどして、信頼回復を図りたいとしています。