ニコ動で『デレアニ』4話 配信中!
今回は分かりやすい「アイドル紹介回」でしたね!
私が書いた紹介記事もどうぞ。
・アニメ 『アイドルマスター シンデレラガールズ』のキャラを解説するよ! その1
2話3話とニュージェネ三人を通じて世界を見ていく構造になっていたから、今回の「この三人を通じてシンデレラプロジェクトの面々を見ていきますよ」って流れはすんなり受け容れられるね。同時に「この三人が周りの子をどう見ているか」もわかるし、良い仕組みだと思う。
今まで「なんかしらんけど応援してくれる仲間」だったのが、新田ちゃんの原理不明のエロさにしろ、「やみのま」にしろ、「ロック」にしろ、いわゆる定番・人気ネタをここに来てしっかりぶっ込んできた。きらりや杏の台詞も多くって、「何だこいつら面白えええええwwwww」っていう、デレマスPが稼働初期に感じたオモシロさをアニメからの人でも感じられるようになっていた。あの頃のキャッチコピーって「変なアイドルが沢山!」だったよねw 同時に、李衣菜や蘭子の「仮面の裏」も描いて、この子たちのパーソナルの立体性も分かるようになってたんじゃないだろうか。「紹介」であると同時に、彼女たちの魅力、ついでに定番となっているネタをファンコミュ内で共有させることで語り合いさせやすいようにする配慮でもあるんじゃないかな。
○前川さん。みくにゃん。
「前川さんが可愛いのでみくにゃんのファン辞めます」ってのが冗談にならないくらい可愛くてね。いや実際、地味ながらも可愛い子なんだよ、前川は。
でも、この子はあくまでも猫を被ることを選択する。
ひょっとすると、猫キャラじゃなくても……じゃないほうが可愛いんじゃないかってくらいなんだけど、これがこの子の選択であり、プライドであり、弱さであり、弱さを隠す仮面であり、スイッチであり、この子なりのドレスであり……その弱さと強さが愛おしい。
未央達とちゃんと普通に仲良くなってて良かったな。凛が「意外と真面目!?」って言ってたけど、本当に真面目な子なのよ。悪ふざけに走る莉嘉を叱る『委員長気質』っていうだけじゃなくて、この子がアイドルとして強い想いで「アイドルとは」を考えた結果がこの猫キャラで、それを常に貫き通す意志の強さを持っているっていう意味で。一番アイドルを「演じられている」のは実はこの子だ。
真面目だからこそのこの表情。猫耳はつけているけれども、笑顔を忘れ、猫キャラを忘れ、隠れて嫉妬をポロッと露わにしてしまうこの子が愛しすぎる。苦難の時だ。報われて欲しい。
「心の半分以上は冷たい水に浸かっている」とでも言いたげな壁の色分けがとても哀しい。
○そんなみくの愛しさにかまけているとガード不能なロリ天国
あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああああ…………………………・・・・・・・・・・・・・これは危険映像やろ!!!!!!!
ただただもうただただ純粋にかわいい。死ぬ。みくへの愛しさでガードが下がった心に右ストレートを叩き込むこの可愛さ。動悸がする。顔面の筋肉が引きつる。死ぬ。かわいい。とうとい。
いやもう、この子たちの元気さだとか、おませさんなところだとか、いやもうなんかもう全部かわいい。とうとい。
みりあちゃんの「あはーん」がやばい。
莉嘉のこの靴って、3話で美嘉が履いていた靴と色違いなだけで同デザインだよね? ついでにリストバンドも。
(この瞬間の演技と絵の付け方がなんだか「ジブリアニメっぽい」と思ってしまう。なんなんだろ。アニメに詳しい人に解説を求めたい)
3話の美嘉の「この子もまた努力を重ねてきたんだよ」という描写なのはいいんだけど、
「なんで『カリスマアイドル』がこんなボロ靴を買い換えずに使ってるのか」の説明がなかったんだよねそういえば。でも、「妹とお揃いの靴だから使い続けている」っていうわけなんだ。素敵だ。とうとい。
姉の歌とダンスをちゃんと覚えているってのも可愛い。歌があやふやなのもかわいい。とうとい。
元気で可愛い。あーもう何も言えなくなる。かわいい。
そしてみりあちゃん
みりあちゃん、普段は人が挨拶してるのを遮って喋るような子じゃないんだよ。明らかに、ちょっぴりいたずらっこな莉嘉と一緒にいることで釣られてグイグイ前に出てくるようになってるし、なおかつカメラ回っててテンションが限界突破でぶち上がってる。あとで見返したらちょっぴり反省しちゃうんじゃないかってくらいに。かわいい。とうとい。
○あ ん き ら
この二人も2話や3話より台詞が多くって、「なんだこの喋り方!?」「なんだそのだらけ方!?」ってのがちゃんと広まったんじゃないかな。
そしてそういう色物的な側面だけじゃなく、
きらりの母性というか、真面目で面倒見の良い部分も描かれていた。デカい身長と派手な外見とトンデモない口調に目を奪われがちだけど、この子は本当にアイドル活動に対して、そして仲間に対して真摯なのよ。それが多くの人に伝わる描かれ方になっていてよかった。
そして逆に、ちっとも懲りない悪びれない、最初から最後までまるで反省しない杏のキャラもよかったw ここで反省なんかしちゃったりしたら杏じゃないもんねw
○癒やし枠。キュートな二人。
ちゃんと自己紹介しつつ智絵里ちゃんを気にかけられたかな子もそうだけど、『回っているカメラの前でどう動くか』を描くことで、この子たちそれぞれのアイドル適正を測れる。ホント、抱き締めたくなる作画だわ。このかな子の肉感というか、「肉」感。じつにいい。
智絵里ちゃんが落ち込んでもすぐに「智絵里ちゃんが好きなクローバーの形のお菓子」で元気づけるという『真の癒し系』ぶりも良い。蘭子が手紙を託すのもわかる。この子はこうやって多くの人のハブになって、毎日色んな人を癒やしてるんだろうなあ。
智絵里ちゃんの可愛さもよくわかった。メモを読みながらあうあうする瞬間の声がとてつもなく可愛い。悶絶する。
臆病で気が小さいけれども、笑顔が可愛い可憐な女の子。智絵里ちゃんの魅力は十分伝わった。
○ハイスペックな二人の、かわいい部分
3話じゃこの二人の優しさだとか絆だとかは積極的に描かれていたよね。今回も、カメラを向けられて2秒で「先日言っていたプロモ映像の撮影で、今は自己紹介を求められている」という事を理解して即仕事に入れるというハイスペックさを見せつけてくれる。そして、だからこそ、未央のノリに付き合って弱い表情を見せる新田ちゃんと、可愛く楽しそうなアーニャが映える。あと、新田ちゃんの表情がやっぱりエロい。今回は唇を強調する作画になっていてまたセクシー。
アーニャの喋り方も前回より元気で明るくなっていて、溶けこんでいっているんだなあということが分かる。こういう、ちょっとした成長が実に良い。
○邪気眼系中二病の蘭子と、ロキノン系中二病の李衣菜
「よく来たな」(いらっしゃいませ!)
「運命に導かれ、この世界に降り立った」(スカウトされてアイドルになりました!)
「我が名は神崎蘭子! 選ばれし偶像として終焉の幕があがる!」(神崎蘭子です! アイドルのお仕事頑張ります!)
「黄昏の時、私は紅き瞳でこの世界を憂いている」(いままでレッスンばかりで大変でしたけど)
「時は来た……さあ、共にこの世界の終焉を始めましょう!」(でも、これからは一緒にがんばりましょうね!)
「今宵の宴はここまでにしましょう……さらなる進化を遂げる時! 闇に飲まれよ!」(もう遅いので帰ります。明日も頑張りましょう! お疲れ様です!)
ってなところだろうか。今回の熊本弁蘭子語。「何じゃコイツううううううううう!?」の筆頭だよね、蘭子はw そして、未央から突っ込まれて思わずこの表情。この「中身は普通に可愛い女の子」っていうギャップが描かれていて可愛かった。傘を忘れた瞬間の「あっ(汗)」も可愛い。
そして、蘭子の邪気眼は笑って流せるけど……コイツの言動は多くの人の古傷を抉るんじゃないだろうかw
チラチラ見てんじゃねえぞ多田ァ!
今までずっと「あ、クールだなこの子」っていう描かれ方だったから、その仮面がガラガラと音を立てて崩れていくこの地獄のミサワ的言動や、オススメの曲を聞かれてしどろもどろになるニワカっぷりがいっそ清々しい。いきなりドアが開いて驚く可愛さもいい。
話がそれてホッとしてんじゃねえぞ多田ァ!
実際問題、「ロックってのがわかんないけどロックを目指す」ってだけで、既にコイツはロックに片足突っ込んでると思うのよ。『カッコいい』の皮を被るのがロックなんじゃなくて、胸の裡の衝動を素直に表現するのがロックなんだから。
「好きなモノ集めるんだ。 間違ったって良いんだ。」
心の中に眠っているそういうロックに、いつか気づけるといいな。
1~3話を使って「この子たちが結局何を目指しているのか」を垣間見せたので、これからは14人分の「何を動機にして、どうやって目指していくのか」が描かれていくわけだ。すげえ楽しみになる紹介回でした。この子たち、ホントいい子ばかりなのよ。アニメからのPも、ぜひともこの子たちをよろしくお願いしたいです。
それでは、佳きアイマスライフを。
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ミリマスCD 『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY』07&08レビュー
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みくにゃんが光った回でしたね〜、幼女組はまだまだ目立てばいいって感じで危ういですし、ジュエリーズのきらりみたいにたしなめる役と配置するのは正しいです。莉嘉も美嘉ねぇがいるとブレーキがあるんで安心なんですけど(^_^;)