以前、ネットワークオーディオの音飛びで悩んでいたことを日記に書いたのですが、その続報です。いろいろやってみてわかったことを書いておきます。最初は原因が一つだと思っていたのですが、それぞれ異なる要因で発生していたようです。
1.電源からのノイズによる音飛び
ネットワークオーディオをはじめてまず頻繁に発生していたのが、電源からのノイズによる音飛びでした。部屋の蛍光灯のスイッチのオン・オフで音飛びが発生しておりました。これはクリーン電源を導入したら治まりました。頻度的に一番多く、原因がハッキリしていたので、比較的簡単に改善することができました。今更ながらですが、オーディオは電源が重要なことを再認識させてくれました。
2.操作端末の影響による音飛び
電源からのノイズ対策を行った後も、頻度こそ少なくなりましたが、たまに音飛びが発生していました。なかなか原因がわからなかったのですが、操作端末(Ipod Touch)からの信号送受が不安定なことが起因していたようです。それまでは古いipod touch(ios6:第三世代?)を操作端末として酷使していたのですが、再生最中のレンダラ一覧を見ていると、ネットワークプレーヤーを見失って、瞬間的にグレーアウトするなどの事象がありました。また、操作アプリの動作速度も遅く、今考えると問題があったように思いました。最新のipod touch(ios8)に換えたら、音飛びが発生しなくなりました。操作端末の速度や操作アプリとプレーヤの相性が音飛びに関係しているように思いました。これを契機にLANネットワークのスピードや通信状況も疑いはじめて、無線ルータも最新でスピードの速いものに替えました。操作端末の動作速度などは、音に無関係だと思っていたのが盲点でした。
3.クロック同期信号の見失いによる音飛び
外部クロック信号をマスターにして、ネットワークトランスポートとDACの間のクロック同期をとっているのですが、ごく稀ではありましたが、DACがクロック信号を見失って、音が途切れる事象がありました。これは、ネットワークトランスポートのファームウェアをアップデートしたら発生しなくなりました。ネットワークプレーヤに限らず、NASや無線ルータも、ファームウェアは常に最新化しておくのが大切だと思いました。
最近は、音飛びが発生しなくなり、気持ちよく音楽を楽しめるようになりました。