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新幹線高架からコンクリ片落下
02月04日 19時00分

新幹線高架からコンクリ片落下
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4日朝、仙台市にあるJR東北新幹線の高架橋から重さ17キロのコンクリート片がはがれて落ちていたことがわかりました。
JRによりますとけが人はなく、周辺の建物などへの被害もないということです。
4日朝午前10時前、仙台市太白区長町にあるJR東北新幹線の高架橋の下でコンクリートの破片が落ちているのを通りかかった女性が発見し、近くのJR長町駅に連絡しました。
JRの社員が確認したところ、高架橋の下の歩道脇の植え込みに大きさが縦30センチ、横35センチ、厚さ19センチ、重さがおよそ17キロのコンクリート片1つがあるのが見つかったということです。
JR東日本は、高架橋のコンクリートが劣化してはがれ落ちたとみています。
JRによりますと、この落下でけがをした人や周辺の建物などへの被害はないということです。
コンクリートが落下した高架橋は、昭和54年に建設されてから35年が経過していて、JRは、地震などで入ったヒビに雨水がしみこみ、中で凍るなどしてヒビが広がったため、表面のコンクリートがはがれ落ちたとみています。
東北新幹線の高架橋からのコンクリート片の落下は、県内ではおととし6月と10月にも起きています。
JRは、コンクリートを補強する「メッシュシート」と呼ばれる繊維をはるなどの対策を一部の高架橋で進めているということですが、4日の現場は、下が植え込みで人が通らないとして対策は行われていませんでした。
JR仙台支社広報室の大河原美貴副課長は「通行される方にはご心配をおかけして申し訳ありませんでした。点検と対策を徹底して再発防止に努めてます」と話しました。