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北朝鮮 米との対話に応じない姿勢2月4日 21時36分
北朝鮮は、アメリカのオバマ大統領が北朝鮮の体制について「やがて崩壊するだろう」と述べたことなどに反発して、非核化を前提としたアメリカとの対話には応じないとする姿勢を改めて示しました。
北朝鮮の国防委員会は4日、国営テレビを通じてアメリカ政府に対する声明を発表しました。
声明では、サイバー攻撃などを巡ってアメリカ政府が北朝鮮に金融制裁を科したことや、オバマ大統領が先月、北朝鮮の体制について「やがて崩壊するだろう」と述べたことなどを強く非難し、「アメリカをこれ以上相手にする必要もない」としています。
そして、アメリカ政府が北朝鮮が非核化に向けた措置をとるよう求めていることについて、「たわ言を言うべきではない」と主張しました。
米朝の対話を巡っては、アメリカ政府で北朝鮮問題を担当するキム特別代表が先月、「非核化に向けた北朝鮮との対話の扉は開かれている」などと述べ、6か国協議の再開に向けた米朝の直接対話を模索していることを示唆しました。しかし北朝鮮は、今回の声明で非核化を前提としたアメリカとの直接対話には応じない姿勢を改めて示しました。