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非武装地帯を公園に? 韓国、北朝鮮に説明…国際会議の場、反応なく
韓国統一省当局者は3日、朴槿恵政権が掲げる、韓国と北朝鮮の軍事境界線の両側に広がる非武装地帯(DMZ)に南北共同で生態系を生かした平和公園をつくる構想について、スイスで開かれた湿地保全を目指すラムサール条約関係会議の場で、北朝鮮当局者に直接説明したと明らかにした。聯合ニュースが報じた。
1月28日に非公式に接触し説明した。北朝鮮側は特に反応を示さず聞いていたという。南北関係は冷え込んでおり実現の見通しは立っていない。
DMZは南北間の緩衝地帯として設定。双方が多数の地雷を敷設しているが、偵察や相手方に侵入する兵士や工作員を除いては人の往来がなく、自然環境が保たれ野生動物が多く生息している。(共同)