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「一時保管施設」来月から建設へ 福島
1月29日 19時08分

福島県内にたまり続ける除染で出た土などの廃棄物の中間貯蔵施設への搬入に向けて、環境省は、福島県双葉町と大熊町の中間貯蔵施設の建設予定地内に廃棄物を一時的に保管する施設の整備を、来月3日から始めることになりました。予定地内で工事が始まるのはこれが初めてとなります。

福島県内の除染で出た土などの廃棄物は、双葉町と大熊町に建設される予定の中間貯蔵施設に当初、今月中に試験的に運び込まれる予定でしたが、用地の取得や施設の整備の遅れから政府はこれを断念し、改めてことし3月11日までに始める方針です。
このため、政府は予定地の中にある双葉町と大熊町の工業団地に、廃棄物を一時的に保管する「保管場」を整備することにしていて、環境省は「保管場」の工事を来月3日から始めることになりました。整備される2か所の「保管場」は、いずれも広さが1万平方メートルで、予定地内で工事が始まるのはこれが初めてとなります。
一方で、中間貯蔵施設そのものについては、用地の取得が進んでいないため工事を始めるめどはたっていません。
福島県内各地には大量の除染で出た土などの廃棄物がたまり続けていて、各自治体からは廃棄物をいつまでに搬入できるのかなど、計画の具体的な全体像を示すよう求める声も上がっています。

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