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 水産庁九州漁業調整事務所(福岡市)は、鹿児島県トカラ列島・宝島(十島村)の荒木埼灯台から西約216キロの排他的経済水域(EEZ)で2日、韓国のはえ縄漁船「702トクヤン」(26トン、乗組員10人)を拿捕(だほ)し、漁業主権法違反(操業日誌不実記載、不記載)の疑いで船長の李興炳(イフンビョン)容疑者(55)を現行犯逮捕した。同事務所が3日発表した。李容疑者は「漁獲量をごまかしていた」と認めているという。

 発表によると、漁船は農林水産相の許可を受けて操業していたが、1月28日から2月1日にかけてのタチウオの漁獲量を実際よりも882キロ少なく日誌に記載したり、2日の漁獲量483キロを書かなかったりした疑いがある。