XREAでスパムメール対策

最近、XREAでスパムメール対策が、うまくいっているのでその方法をご紹介。
その前に一般にもっとも多いスパムメール対策を振り返ってみます。一般のメールサーバーによくある機能は、受信したメールがスパムかどうかを判定 し、件名などに[SPAM]と表示を入れてくれたり、もしくは受信しない(削除する)という対応ができる。といったもの。この仕様で問題なければよいので すが、これでは解決できない問題が実は2つあり、「必要なメールが届かなくなった」と「悪意あるスパイウェアやコンピューターウイルスを受信してしまっ た」ということです。費用を費やせば解決できるかも知れませんが、ここでは安価にできる方法を考えます。
まずシンプルにこの問題を解決しようとすると、スパムメールを外部に転送する=「フィルタリング転送機能」があればいいはず。その上で転送先には Gmailなど大容量フリーメールを利用するれば、安全かつ大量に保存できるので取りこぼしも防げる。その「フィルタリング転送機能」が安価に実現できる のが、XREAのカスタムフィルターというわけです。

【フィルタリング転送を設定する】
XREAのドメインメール設定で、カスタムフィルターを追加します。条件は次の通りです。
順=1
条件=「全体に日本語を含まない」かつ「全体」が「.*」を含む
処理=「xxx@gmail.com」に転送する
順=2
条件=「ヘッダ全体」が「X-Spam-Level: ¥*¥*¥*」を含む (¥には実際は半角)
処理=「xxx@gmail.com」に転送する
順=3
条件=「全体」が「.*」を含む
処理=「./」に転送する
と、3行で終わり。
「英語とスパムはGmail、その他は保存」という意味です。

【運用方法】
1.愛用のメーラーに上記のメールアカウントを設定し、普通に送受信を行う。ほとんどスパムメールが来なくなっていることが確認できる。
2.スパムメールは削除されたわけではなく、Gmailに転送されているだけなので、万が一大事なメールが届いていないことに気が付いたら、Gmailを検索してみる。
3.Gmailは独自のスパムメール判定で、スパムメールを専用フォルダに振り分けられ、30日後に自動的に削除されるので、容量を一杯まで食い潰すことはなさそう。

【チューニング】
1.スパム判定基準は「X-Spam-Level: ¥*¥*¥*」の「¥*」の数を変更すれば調節できる。少ないときびしくなり、多いと緩くなる。*2つだと必要なメールが含まれることがあったので、今は*3つでいい感じ。
2.Gmailに必要なメールがまぎれることがあったら、そのメールの差出人情報などをカスタムフィルターに追加し、保存するように設定すればその後は通常に受信できるようになる。
3.英語のメールを受信する必要がある場合は、「全体に日本語を含まない」の項目を削除する。

【XREA Plus】
ちなみに上記のカスタムフィルター機能は、有料のXREA Plusから使える機能です。従来のXREA Freeでは使用できませんので、予めご了承下さい。

外部リンク
>> XREA+のカスタムフィルター追加について
>> XREA PlusとXREA Freeの機能比較


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