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女川原発 点検不備4000件余
2月4日 18時13分

東北電力は、運転再開を目指している女川原子力発電所2号機で、実際には存在しない機器を点検し問題がないと記録するなど、点検の不備が4000件余りに上ることを明らかにしました。
東北電力は「安全上問題ない」としていますが、地域の人たちに心配をかけたとして陳謝しました。

女川原子力発電所2号機を巡っては、去年、国の原子力規制委員会が検査で点検の不備を指摘し、これを受けて東北電力が点検記録を改めて確認していました。
東北電力は4日午後3時から仙台市の本店で記者会見し、2号機に関する平成23年8月以降のすべての記録を改めて調べた結果、配管の弁の状態を示す機器が実際は存在しないのに点検したとして「問題がない」と記録していたり、記録で機器の型式や製造番号を間違ったまま放置していたりした点検の不備が合わせて4188件に上ることが分かったということです。
記者会見で、東北電力の渡部孝男常務は「安全上問題ない」と説明したうえで、「地域の皆様にご心配やご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っています。深くおわび申し上げます」と述べて陳謝しました。
東北電力は、女川原発の1号機と3号機についても点検記録に不備がないか、今後、再確認していくことにしています。

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