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基本サービスの使い方と注意事項

メールシステムの利用

メールアドレスの発行

ファイルサーバはユーザのメールサーバになっています。利用手続きが終了してファイルサーバにログインアカウントが用意されると、各ユーザーに下記のようなメールアドレスが発行されます。

「アカウント名」@scl.kyoto-u.ac.jp

ユーザはこのアドレスを利用して、システム管理者からの障害報告メールや講習会案内メールを受信します。また、通常のメールの送受信を上記のアドレスを使用して行うことができます。

メールの送受信 (KUINS内)

メールの利用には、お使いのメールソフトに下記の受信メールサーバ、送信メールサーバを設定して下さい。

受信メールサーバ(POP):popper.scl.kyoto-u.ac.jp
受信メールサーバ(IMAP):sun.scl.kyoto-u.ac.jp
送信メールサーバ(SMTP):mail.scl.kyoto-u.ac.jp

ユーザ宛に届けられたメールはファイルサーバSunに蓄積されます。
メール受信方式はPOP, IMAPどちらでも選択できます。

送信または受信できるメールの容量には上限がありますので、 数メガバイトを越えるようなファイルを貼付したメールの送受信は控えてください。

設定項目には、メール送信時に SSL を利用する、パスワードを設定する、といった項目がある場合があります。
スパコンシステムでは、メール送信時のSSLサービスは提供していませんので、SSLは使用しない、パスワードなし、として設定をお願いします。 (当然ながら、メール受信時にはパスワードが必要です。)

MacおよびWindowsでの具体的な設定手順・内容については以下のリンクを参照ください。
MacのMailツールでの設定方法
WindowsのOutlook2010での設定方法

メールの送受信 (KUINS外)

セキュリティ上の理由から、KUINS外部からSMTPによるメール送信やPOPによるメール受信はできません。ご了承下さい。

メールの送受信 (KUINS内・外)

メール送受信の方法の一つとして、スーパーコンピュータシステムでは WebMail を利用したサービスである SquirrelMail を提供しています。URLは以下の通りです。

https://www.scl.kyoto-u.ac.jp/squirrelmail/src/login.php

SquirrelMailでは、Internet Explorer などのブラウザを使って、自分のメールボックスにあるメールを確認したり、ブラウザ上からメールの送受信を行うことができます。 したがって、出張先からでも、普段とは別の端末であっても、インターネットとブラウザが利用できる環境があれば、メールの送受信がいつでもどこからでもどの端末でも可能になります。また、SSLを使った通信であるため、セキュリティ的にも安心です。

SquirrelMail の利用方法は、SquirrelMail のログイン後に表示されるヘルプメニューを参照下さい。SquirrelMail の基本、メッセージの一覧、メールを読む、等様々な項目について使用方法が紹介されています。

【注意】SquirrelMailでは、「メールの削除」ボタンを押してもTrashフォルダにメールが移動するだけでディスク上からは消去されません。 そのため、Trashフォルダの右に表示されている「(空にする)」をクリックして、不要メールを時々消去するようにしてください。


他のメールソフトとの連携について

SquirrelMail で受信したメールは、SquirrelMail の受信箱に格納されます。通常、受信箱に格納されたメールは、他のメールソフトによってPOP, IMAP等で受信することが可能です。

【注意事項】
SquirrelMail でフォルダを作成し、受信箱に格納されたメールをそのフォルダに移動させた場合、 それらのメールを他のメールソフトによって受信することができなくなります。 そのため、SquirrelMail では受信箱のみを利用することとし、メールの整理は普段お使いのメールソフトを利用されることをおすすめします。

また、過去にファイルサーバ において mailx コマンド等を使ってメールを保存するなどして、ホームディレクトリに mbox ファイルが作成されている場合には、 受信箱に格納されたメールも自動的に mbox に格納されてしまいます。 そのため、他のメールソフトで受信することができなくなります。 もし、自動的にmbox に格納されたくない場合には、mbox の内容を確認後に mbox を削除してください。

学外へのメール転送

スーパーコンピュータシステムのメールサーバから、京都大学外へのメール転送は セキュリティ上の理由により禁止されていましたが、2010年3月に KUINS管理のメールサーバを経由する処置により、 学外へのメール転送が可能となりました。

注意点

KUINS管理のメールサーバを経由するため、届いたメールがSPAMと 判定された場合、自動的にメールにSPAMヘッダが付加されます。 そのメールをKUINS外部へ転送しようとすると、再度KUINS管理のメールサーバを 通過する時点で、自動的にそのメールが破棄されます。

言い換えると、学外へのメール転送を設定しても、SPAMと判断された メールは転送途中で破棄されてしまいますので、ご注意ください。

経緯

2009年12月、京都大学としてのセキュリティポリシーに準じ、学外への メール転送禁止措置を行いましたが、その後、関係各位との調整および 各種設定変更等により、KUINS管理のメールサーバを経由したメール送受信が 可能となりました。その結果、学外へのメール転送禁止措置を解除することに なりました。

これにより、京都大学がSPAMメールの中継サイトとなることを防ぐとともに、 ユーザの皆様にとってもKUINSのメールフィルタリング機能によりSPAMメールを 転送先で受信してしまうことを防ぐことも可能となります。

皆様には、学外へのメール転送禁止措置および解除により混乱を与えてしまい、 大変申し訳ありません。 今後とも、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。



メール転送の設定方法

メール転送の設定方法ですが、直接設定ファイルを自分で作成する方法と、SquirrelMail を利用する方法があります。

直接設定ファイルを自分で作成する方法

ファイルサーバ上で、ホームディレクトリに .forwad というファイルを作成します。
.forward に、転送先のメールアドレスを記載してください。

SquirrelMail を利用する方法

Step 1
Webブラウザにて、以下の URL にアクセスします。
https://www.scl.kyoto-u.ac.jp/squirrelmail/src/login.php

すると、以下のログイン画面が表示されますので、ログイン名(アカウント名)と パスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。


Step 2
ログインが成功したら、以下のメニューが表示されます。 そこで、[オプション]をクリックします。



Step 3
オプションの一覧が表示されますので、Mail Forwarding をクリックしてください。



Step 4
Forward incoming messages to addresses listed below にチェックをつけ、Forwarding email addresses には転送先のメールアドレスを記載してください。ここでは、user@xxx.xxx.xxx に転送するように書かれています。

もし、自分のスパコンシステムのアカウントにもメールを残したい場合には、その下にある Keep copies of incoming ... にもチェックを入れてください。
チェックを入れた場合には、メールが日々蓄積されていきますので、不要なメールを定期的に削除していただくようお願いします。



Step 5
最後に Submit をクリックしてください。