思いつきのメモ帳

2015-02-04

[][]1934年に内務省が実施した身売り防止施策

「当時は貧しかったから身売りは仕方がなかった」には納得できない。に関連して、当時の新聞記事を紹介。

読売新聞1934年11月21日夕刊2面
就職資金を貸して娘の身売を防ぐ 篤志の義金十一万円を活用 内務省の対策決まる

従来芸娼妓、酌婦、女給の出身地といわれた東北地方は今回の冷害大凶作をうけて最近婦女子の身売りがいよいよ甚だしくなったので内務省社会局では由々しき社会問題として先ごろから各県●、職業紹介事務局、警察、市町村、紹介所、学校、方面委員、社会事業●●等を動員、一致協力して身売りの防止運動を設けて可憐な娘達を「生き地獄」から救って来たが、更にこんど三井家から寄付した十万円と同じく長尾欣也氏からの寄付金一万一千九十円四十銭、合計十一万一千九十円四十銭を基本として就職資金貸制度を設けたうえこれら貧窮婦女子たちに適当に貸付けて一時の急をしのぐこととなった。(……)

読売新聞データベース「ヨミダス歴史館」で検索。●は印刷時に文字が潰れ判読不能だった箇所。

由々しき社会問題として、行政が対策を立てている。

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