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核ゴミ処分選定 原子力委が評価
2月4日 15時12分

核ゴミ処分選定 原子力委が評価
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原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの処分を検討している専門家会議で、経済産業省は去年新たな組織として再スタートした原子力委員会が処分場の選定や処分方法に問題がないかを評価するという方針案を示しました。
出席した専門家からは、原子力委員会の独立性を見極めるべきだなどの意見が出されました。

経済産業省は4日開かれた専門家会議で、核のゴミの処分を巡り、処分場選びの進め方や、地下に処分する技術的な方法に問題がないかを第三者的な組織として原子力委員会が評価するとした方針案を示しました。
方針案では問題が見つかった場合などは一度、地下に埋めたあとでも廃棄物を取り出せるようにし、処分方法の見直しも含めて評価するなどとしています。
原子力委員会は原発事故後の3年前、国の原子力政策の基本方針「原子力政策大綱」を作る過程で推進側だけの秘密会議を開いて批判を受け、原子力の重要な課題に絞って取り組む組織として去年、再スタートしました。
出席した専門家からは、「長く原子力を推進してきた原子力委員会が社会から独立性のある組織と見られるか疑問だ」とか、「安全に関わる技術的な評価は原子力規制委員会に関わってもらうべき」だとする意見が出され、事務レベルで原子力委員会などと協議することになりました。
専門家会議の増田寛也委員長は会議のあと、「原子力委員会が独立した組織として信頼を得られるかは政府としての考え方を示したうえで、国民に議論してもらい、検討することになるのではないか」と話しました。

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