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東京マラソン 走る警察官が警戒
2月4日 17時49分

今月22日に開かれる「東京マラソン」について、警視庁は5年後の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて警察官がランナーと一緒に走りながらコースや沿道を警戒するという国内で初めての取り組みを試験的に導入することを決めました。

これは4日、警視庁で開かれた「東京マラソン」についての対策本部の会議で明らかにしたものです。
それによりますと、今回の大会で、警察官がランナーと一緒に走りながらコースや沿道を警戒する「ランニングポリス」と呼ばれる取り組みを試験的に導入します。
警察官は1チーム8人ずつの8チームで編成され、それぞれの帽子には警視庁の本部に映像と音声をリアルタイムに送信できるカメラが取り付けられる予定だということです。
中には箱根駅伝や出雲全日本大学選抜駅伝に出場したことがある警察官も含まれているということです。
ランナーに心理的な安心感を与えることなどがねらいで、こうした取り組みは国内では初めてだということです。
また、ことしの大会でもこれまでと同じようにテロ対策として沿道の各地に臨時の防犯カメラを設置するほか、主催者による手荷物検査も強化される方針です。
警視庁は、5年後の東京オリンピック・パラリンピックを視野に入れながら、大会の主催者と連携して対策を徹底することにしています。

東京マラソンテロ対策さらに徹底へ

ことしの大会では警視庁は去年とほぼ同じおよそ4500人の警察官を動員して警備や交通規制に当たることにしています。
東京マラソンを巡っては、おととし4月のボストンマラソンでの爆弾テロを受けて去年の大会から交通対策だけでなく、テロ対策に重点が置かれ、ことしもイスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件を受けて、国内でのテロの可能性を否定できないとして、去年以上に警戒を徹底する方針です。
主な対策としてはコース全般に警察官を配置して不審者や不審物の警戒に当たるほか、テロ対策として去年初めて沿道の各地に設置した臨時の防犯カメラを、ことしも活用し、周辺の店舗などのカメラを含めた合わせて1100台で警戒することにしています。
また、主催者によるランナーなどの手荷物検査をさらに細かく行い、検査を行うゲートの数も増やすということです。

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