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【プロ野球】

巨人のドラ1岡本を松井さんが絶賛

2015年2月4日 紙面から

打撃練習を終えた岡本(38)に話しかける松井秀喜さん=ひむかスタジアム

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 岡本はやれる!! 巨人やヤンキースで活躍した松井秀喜さん(40)が3日、巨人の宮崎キャンプを訪問した。臨時コーチだった昨年と違い、スーツ姿で選手の指導はなかったが、ドラフト1位ルーキーの岡本和真内野手(18)=智弁学園高=のフリー打撃を視察。高校生離れしたスイングに太鼓判を押した。

 やはり似たタイプが気になるのか。松井さんが午後一番のフリー打撃で視察したのは、同じ高卒ドラフト1位のスラッガー・岡本だ。昼食を終えると、2軍のひむか球場へ足を運んだ。

 岡本はライナー性の鋭い打球を広角に飛ばし、計61スイングで3本の柵越え。これには松井さんも「スイングの軌道が一定なのが素晴らしい。バットが内からしなるように出てくるし、安定してボールをとらえている」と絶賛した。

 終了後は打撃ゲージの裏で言葉をかわした。1分に満たない会話の中で身ぶり手ぶりを交えてアドバイスを送ったが、報道陣には「ひと言で言うと、頑張ってくださいということ。あんまり詳しくは言わない方がいいでしょ。2人だけの話」と口を閉ざした。

 岡本はレジェンドの迫力に「すべてが大きくてビックリしました。すごいオーラがありました」と圧倒された。それでも「力まずに素直に打てた」と、本来のバッティングを披露。ほめられたことを伝え聞くと、「偉大な先輩にそう言っていただけて、すごくありがたい」と声を弾ませた。

 岡本は松井さんの現役時代のイメージを「日本の4番」と語り、「少しでも近づけるように頑張りたい。もっともっと練習して、人としても成長しないと」とプロ野球人生の目標に定めた。松井さんも岡本を「高校を卒業したばかりという中で、本当に素晴らしいバッター」と評価。高卒1年目から活躍し、日本を代表する強打者へと成長した自らと同じ可能性を見いだしていた。  (小林孝一郎)

 

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