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 JR東日本の冨田哲郎社長は4日の定例会見で、交通系ICカード「東京駅開業100周年記念Suica(スイカ)」の購入申し込みが、同日午前9時半までに約316万枚に達したと明らかにした。申込件数は約143万件。通常のSuicaの年間発行数は、約300万~400万枚という。増刷能力の関係から、今年度内に発送できるとしていた10万枚を大幅に超えたため、大部分は来年度以降へずれこむ。

 記念Suicaは、同社が昨年12月20日に1万5千枚を限定販売したところ購入希望者が殺到し、販売を途中で中止。1月30日から2月9日まで、インターネットと郵便で購入希望を改めて受け付けている。全ての希望者に販売する方針は変わらない。年度内に発送する分は、申込期間の終了後、抽選で決めるという。