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とんかつ揚げ忘れ「深くおわび」
2月4日 17時21分

節分の3日、名古屋市のデパート名古屋三越栄店で、とんかつを揚げ忘れて生のまま巻いた恵方巻が販売されていたことが分かり、店は4日、会見を開いて「運気を上げるという商品を品質管理できずに提供し、深くおわびします」と陳謝しました。

名古屋三越栄店によりますと3日、地下の食品売り場の専門店が節分に食べる巻き寿司「恵方巻」を販売しましたが、具のとんかつの豚肉が生のままだったということです。
店頭の34本すべてが売れ、客からは「肉が生だった」などという問い合わせがあったということです。
名古屋三越栄店は購入したことが分かった14人の客に謝罪して返金し、残るほかの客にもホームページなどを通じて呼びかけていますが、これまでに体調不良の訴えはないということです。
この恵方巻は愛知県春日井市にある食品会社が製造したもので、去年までは他社から仕入れた、あらかじめ揚げられた冷凍のとんかつを自然解凍して使っていましたが、ことしは生のままだったのに同じ方法で調理してしまったということです。
名古屋三越栄店の安藤朋彦販売促進担当部長は「運気を上げるという商品を品質管理できずに提供し、深くおわびします。今後、取引先としっかり点検していきたい」と陳謝しました。
また、製造した「いとう食品」の伊藤延幸社長は「去年と同じように揚げた肉が来たものと思い込んでしまった。多くの方々にご迷惑をおかけし大変申し訳ありません」と話しています。

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