(cache) 大阪・難波宮跡に「五十戸」木簡 大化の改新後の行政単位 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 大阪・難波宮跡に「五十戸」木簡 大化の改新後の行政単位


     大阪市の難波宮跡近くで出土した木簡。右は赤外線撮影した画像(奈良文化財研究所提供)

     大阪市の難波宮跡近くで、地方の行政単位「五十戸」を記した木簡が出土し、大阪市博物館協会大阪文化財研究所が3日までに明らかにした。

     日本書紀には、難波宮に遷都した孝徳天皇が、646年に出した大化改新の詔の一つに「役所に仕える仕丁は五十戸ごとに1人徴発せよ」とある。しかし、五十戸と記した史料は、現在のところ天智天皇の時代の660年代のものが最古で、改新の詔の内容を疑問視する考えもある。

     同研究所の高橋工調査課長は「木簡は書式が古く、孝徳天皇の時代にさかのぼる可能性があり、このころに『五十戸』があった証拠になるかもしれない」としている。

      【共同通信】