大田、松井氏の前で特大バックスクリーン弾!
2015年2月4日6時0分 スポーツ報知
巨人・大田泰示外野手(24)が、ゴジラの前で特大のバックスクリーン弾を放った。昨年、臨時コーチとして指導を受けた松井秀喜氏が打撃ケージ後方で見守る中、センター返しを意識したコンパクトなスイングに徹し、36スイングで3本のサク越え。「緊張はしましたが、いつも通りの打撃を心がけました」と成長した姿を披露した。
打撃投手の球を完璧に捉えると、白球は122メートル先の中堅フェンスを軽々と越えた。「キャンプ3日目で、あそこまで飛んだのは良かった」。練習の合間には、松井氏と会話する機会があった。「昨年より良くなっているから、継続してやってくれと言っていただきました」と頭を下げた。
昨年、大田は2軍で強化指定選手として松井氏から指導を受けた。伝授されたのは「右腰で打て」という軸回転打法。常に頭に入れて練習し、昨年の結果につなげた。1年ぶりに生チェックした松井氏は「非常に振りがスムーズで力強かった。去年より、いいスイングをしていた気がする。表情は去年より落ち着いている。自信も多少つかんでいるのでは」と絶賛した。
偉大な先輩の賛辞にも大田は気を引き締めた。「試合で打てなければ意味がない。自分で考えて練習していくことが大事だと思います」。教えを胸に秘め、実戦で進化を証明する。(片岡 優帆)