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米 キルクークからイスラム国を撃退
2月4日 9時15分

アメリカ軍は、イスラム過激派組織「イスラム国」に対する空爆やクルド人部隊の攻撃によって、イラク北部の都市キルクークから「イスラム国」の戦闘員たちを撃退したと発表しました。

イラク北部の都市キルクークは巨大な油田があり、クルド自治政府が実効支配してきましたが、先月末から「イスラム国」の強い攻勢にさらされていました。
しかし、アメリカ軍は3日に声明を発表し、アメリカ軍などがここ3日間で32回にわたる空爆を行い、また、先月30日から地上のクルド人部隊が反撃に転じた結果、「イスラム国」の戦闘員たちをキルクークから撃退したと発表しました。
アメリカ軍などは、シリア北部の要衝アイン・アルアラブも先月、「イスラム国」から奪い返しており、国防総省のカービー報道官は3日の記者会見で、「『イスラム国』は形成が不利になり、一段と守勢にまわっている。通信回線や補給ルートも悪化しており、7か月前とは別の組織になっている」と指摘しました。そして、ヨルダン軍のパイロットの殺害映像がインターネット上に投稿されたことについて、「このような野蛮な行為に影響されず、われわれは『イスラム国』への圧力を続けていく」と述べ、ヨルダン軍などと連携して攻撃を続ける方針に揺るぎはないと強調しました。

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