『荘子』との共通点

こんにちは。私は中国人です。今、上海大学大学院二年生です。私は日本文学(特に、村上春樹先生の作品)を研究しています。

実は、村上先生の作品を拝見するとき、中国の古典哲学である『荘子』を思い出します。寓話の描写方法、反暴力、死生観などから見れば、先生の作品と『荘子』の間で、なぜか共通点があるかもしれませんと感じています。周知のように、村上先生は、アメリカ文学はもちろん、中国文学も詳しいです。『荘子』は先生の作品に何か影響を与えていますか? お教えいただけませんか。どうもありがとうございます。
先生の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
(彭**、男性、26歳、大学院生)

そういえば僕は『荘子』をまだきちんと読んだことがありません。面白い本だという話は聞いているのですが、なかなか手に取る機会がありませんでした。そのうちに読んでみますね。なにか共通点が見いだせるかもしれませんし。あなたのメールを読んでいるうちに興味が湧いてきました。


村上春樹拝