【BOX】長谷川、次戦で引退も「衰え感じたらスパッと」

2015年2月4日6時0分  スポーツ報知
  • 生田神社で豆をまく長谷川(左は前田耕陽)

    生田神社で豆をまく長谷川(左は前田耕陽)

 長谷川、再起戦で引退!? 1月に現役続行を表明したプロボクシング元世界2階級王者の長谷川穂積(34)=真正=が3日、5月に計画する次戦で即、現役に終止符を打つ可能性を示唆した。

 長谷川はこの日、神戸市の生田神社で行われた「節分祭豆まき神事」に参加した。世界王者返り咲きを目標に掲げて再出発したが「(体力の)衰えや(積年の)ダメージを感じたらスパッとやめる。無理して試合をするつもりもない」と体調面を最優先に考えていることを明かした。

 対戦相手は世界ランカーの予定で、オファーもしているという。「テクニックは落ちていない。反応ですよね。あとは試合で確かめるしかない。練習で利かなかったパンチが、試合で利くかもしれない」と長谷川。練習で好感触をつかんでも、実戦でないと分からないことには一抹の不安を口にした。

 一方で、リングに上がらず引退してしまう可能性も示唆した。「試合をやるのが大前提ですけど、最悪の場合はあり得る」。ただ、リングに上がらなければ興行開催に投じた費用が無駄になり、キャンセルは現実的ではない。長谷川も、できるかどうか慎重に見極めていく方針だ。

 7日からは約1週間、沖縄でキャンプを行う。「下半身の強化とバカンス。(試合に向けて)スイッチを入れるのが大きい。早く相手が決まって、もう一段階ギアを上げたい」と冗談交じりに意気込んだ。「まだまだやれる」と自問自答しながら、再起戦に向けて仕上げていく。(伊井 亮一)

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