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「もんじゅ」報告書に集計ミス
1月29日 5時38分

「もんじゅ」報告書に集計ミス
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福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」で機器の点検漏れなどが相次いだ問題で、日本原子力研究開発機構が事実上の運転禁止の解除に向けて先月、国に提出した報告書に集計ミスがあり、点検が不十分な機器の総数が実際より400点以上少なくなっていたことが分かりました。

「もんじゅ」では大量の機器の点検漏れなどの問題が相次いで見つかり、おととし5月、国の原子力規制委員会から事実上の運転禁止命令を受けています。
原子力機構では先月、規制委員会に一連の問題の再発防止策を整備したとする報告書を提出しましたが、点検作業の計画を立てようと報告書の内容を確認したところ、機器の点検状況をまとめた集計に誤りがあることが分かったということです。
それによりますと、報告書では点検が不十分な機器の数を、およそ6500点としていましたが、今月21日時点で点検が不十分な機器の数は6900点余りに上っているということです。
原子力機構は「今回の誤りを重く受け止め、再発防止に向けて体制改善に取り組みたい」として今月中に集計作業を進め、修正した報告書を提出することにしています。

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