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東芝 海外テレビ販売順次撤退へ
1月29日 21時10分

東芝 海外テレビ販売順次撤退へ
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大手電機メーカー「東芝」は、赤字が続いているテレビ事業の合理化をはかるため、海外向けのテレビの販売から順次、撤退する方針を明らかにしました。

東芝は29日の決算発表の記者会見で、これまで自社で手がけてきた北米でのテレビの販売からことし3月にも撤退し、すでに生産を委託している台湾のメーカーに、販売を引き継ぐことを明らかにしました。
東芝のテレビのブランド名は、この会社に供与する形で残すとしています。
さらに、海外の北米以外の地域でもテレビの販売から順次、撤退する方針だということです。
日本メーカーの海外でのテレビ事業は、韓国や中国のメーカーとの激しい競争によって、三菱電機やシャープがこのところ販売などを相次いで縮小しており、海外の販売拠点などの削減を計画していた東芝も、採算が悪化していることから一段と合理化を進めることになりました。
また、販売の状況によっては、海外で行っているテレビの生産の縮小につながる可能性も出ています。
一方、日本国内のテレビ事業については、映像をより鮮明に映し出す4Kテレビなど高付加価値モデルの需要が見込まれるとして、引き続き製品の開発や販売を続け黒字化を目指すことにしています。

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