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羽田空港の国際貨物が大幅な伸び
1月29日 10時49分

羽田空港の国際貨物が大幅な伸び
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羽田空港では、国際線の増便に伴って国際貨物の取扱量が増加し、去年はおととしの1.7倍の28万トンに達しました。
成田空港のおよそ200万トンには及びませんが、より都心に近い羽田を活用する動きも出始めています。

去年3月、国際線が増便となった羽田空港では国際貨物の取扱量が増加し、国土交通省東京空港事務所によりますと、去年1年間の取扱量は28万3760トンと、おととしの1.7倍になり、ここ数年10万トン台が続くなか、大幅な伸びとなりました。
これは増便に伴って、ロンドンやパリなどのヨーロッパ方面、シンガポールやバンコクなどアジア方面の主要路線の便が、成田から羽田に発着を変更したり、ベトナムやインドネシアなどへの新たな路線が就航したりするなどしたためです。
首都圏では、国際貨物の物流ルートが成田を拠点に作られていて、成田の年間およそ200万トンと比べると、羽田は7分の1ですが、羽田空港の国際貨物ターミナルを管理する東京国際エアカーゴターミナルによりますと、より都心に近い羽田を活用する動きも出始めているということです。
例えば、東京の築地市場の場合、羽田を利用すれば、朝に仕入れた魚介類をその日の午後にはアジアの主要都市に届けることができるため、日本食チェーンを展開する一部の企業などが羽田を利用しているということです。
また、日本郵便は羽田空港に近い都内や川崎市に国際郵便の拠点があるため、インターネット通販の普及に伴って、個人が売買した雑貨や家電などを羽田経由で海外や首都圏に発送するケースが増えているということです。
東京国際エアカーゴターミナルの秋葉努事業戦略部長は、「予想していた以上の効果が出ていることに、驚きと手応えを感じている。成田と役割分担しながら、羽田の特長を生かしていきたい」と話しています。

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