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FRB ゼロ金利解除へ利上げの時期探る
1月29日 6時39分

アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、金融政策を決める会合を終え、焦点となっているゼロ金利政策の解除まで「辛抱強く対応する」という方針を維持し、雇用や物価の動きを見極めて利上げの時期を探っていくことを決めました。

FRBは去年12月、政策金利をゼロ%から0.25%の範囲に抑えて景気回復を後押しするゼロ金利政策の解除について、「政策転換を始めるまで辛抱強く対応する」という新たな方針を示し、利上げの模索に入ったことを表明しました。
28日、FRBは前日に続いて金融政策を決める公開市場委員会を開き、終了後に発表した声明で、ゼロ金利解除の方針を今回も維持し、雇用や物価の動きを見極めて利上げの時期を探っていくことを決めました。
一方、今回の会合は、原油価格の急落やヨーロッパ経済などの低迷で金融市場に不安定な動きが広がるなかで開かれ、ことしの半ばごろと予想される利上げの判断に影響があるのか注目されていました。
これについて、FRBは声明で、雇用が力強く改善して国内経済は堅調に拡大しているとして判断を上向きに修正し、物価の上昇率は原油安で目標の2%を下回って短期的には低迷すると指摘しましたが、影響は一時的だという判断を示しました。
これを踏まえ、市場は利上げのシナリオに大きな変更はなく、FRBは当面、原油安や世界経済の動向を慎重に分析していくのではないかと受け止めています。

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