国境の検問所にメディア集まる

1月29日 17時51分

トルコ南部のシリアとの国境にあるアクチャカレの検問所では、日本時間の２９日午後４時現在、国境を行き交う人たちに加え、多くの日本やトルコのメディアが集まり、緊張が高まっています。

地元の警察は今のところ、通常の態勢で対応していて、目立った動きはありません。
アクチャカレからシリア側に入った町、タルアビヤドは「イスラム国」が支配しているとみられ、検問所の周辺は鉄条網やフェンスが設置されています。
アクチャカレから南におよそ９０キロのところには、「イスラム国」が一方的に首都と主張している都市ラッカがあります。
アクチャカレは、去年６月、イラク北部のモスルにあったトルコの総領事館が「イスラム国」に襲撃された事件で、総領事や職員など４９人が３か月間拘束されたあと、全員解放された場所です。
また、「イスラム国」に拘束されたフランス人ジャーナリスト４人が去年４月に手錠をかけられた状態で見つかったのも、アクチャカレ付近の国境沿いでした。