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スーパーボウル 空から「のぞき見」ダメ1月29日 10時30分
アメリカ最大のスポーツイベント「スーパーボウル」を、ドローンと呼ばれる小型の無人飛行機で上空から撮影しないよう求める異例の通知をアメリカの航空当局が出し、空からの「のぞき見」は許されないと、くぎを刺しています。
異例の通知を出したのは、アメリカのFAA=連邦航空局で、NFL=アメリカフットボールリーグのチャンピオンを決める試合「スーパーボウル」が来月1日に開かれるのを前に、会場などで、ドローンと呼ばれる小型の無人飛行機を使用することを禁じています。スーパーボウルは、アメリカ最大のスポーツイベントで、チケットは1枚40万円以上にまで高騰し、会場の周りにテレビなどを持ったファンが大勢、詰めかけることでも知られています。
FAAとしては、通知を出すことでファンがドローンで試合を上空から撮影することを防ぐ狙いがあり、違反した場合、身柄を拘束され、罰金の支払いを命じられることもあるとしてます。
ドローンを巡っては、今月26日、ホワイトハウスの敷地内にドローンが入り込む騒ぎがあったばかりで、大統領を守る厳重な警備態勢も侵入を防げなかったと指摘されています。
FAAは通知で、「スーパーボウルでドローンの羽の音は聞きたくない」と述べていて、空からの「のぞき見」は許されないと、くぎを刺しています。