ヨルダン空軍のカサスベ中尉がものすごく残忍な形で殺害されたというビデオが出た。
後藤健二さんが「私とサジダ・アル=リシャウィ死刑囚の身柄の交換だ」と告げる音声メッセージでいきなり言及され、その後「解放交渉」のキーとなっていたヨルダンのパイロット、ムーアズ・カサスベ中尉。彼の生存証明を出さずにいたISISが2月3日に出したビデオは……※衝撃的な映像は入れていません。
更新日: 2015年02月04日
nofrillsさん
後藤健二さんが「私とサジダ・アル=リシャウィ死刑囚の身柄の交換だ」と告げる音声メッセージでいきなり言及され、その後「解放交渉」のキーとなっていたヨルダンのパイロット、ムーアズ・カサスベ中尉。彼の生存証明を出さずにいたISISが2月3日に出したビデオは……※衝撃的な映像は入れていません。
更新日: 2015年02月04日
nofrillsさん
はじめに……彼らの作った映像・写真を広めるのはやめましょう。
奴らが公開する残忍映像をRTしたりするの、ぜったいにやめようよ。「最悪の展開を望まない」という意志表示として、自粛しよう。ああいうヘイトの挑発が、それを見る側に眠っていたヘイトを呼び覚まし、この世がヘイトにまみれてしまう。
Results for #ISISMediaBlackout
#ISISMediaBlackout (ISIS Media Blackout) は、「ISISがプロパガンダとして流す映像・写真などを表示させないようにしよう」というTwitter上の運動。2014年8月にジェイムズ・フォーリーさん斬首のビデオが公開されたあと、米英の大手メディアが、「オレンジ色の上っ張りを着せたフォーリーにナイフを突きつける黒装束の男」の写真(ビデオのキャプチャ)をこぞって1面で使うなどしたあとで起きた声です。欧米人で2人目の斬首の犠牲者、スティーヴン・ソトロフさんのときにもまだ英米の新聞の大半はISISの流す映像を1面で使っていましたが、一部、ISISの提供する素材は使わないという方針を打ち出すところもありました(英インディペンデントなど)。3人目のデイヴィッド・ヘインズさんの斬首のときは、国連安保理の動きのあとだったと思うのですが、ISISの映像はほとんど使われていませんでした。4人目のアラン・ヘニングさんのビデオでも同様で、メディアに出てくる写真はヘインズさんでもヘニングさんでも、子供と一緒に笑っている写真でした。5人目のアブドルラーマン(ピーター)・カッシグさんのときも、ISISの素材はほとんど出回らなかったと思います。(カッシグさんのビデオは、それまでとはパターンが違っていたので、少し詳しく言葉で説明されていました。)
ISISが、非拘束者(人質)にオレンジ色の上っ張り(グアンタナモの象徴)を着せて立てひざで座らせ、黒装束でナイフを持った男(いわゆる「ジハディ・ジョン」)にしゃべらせる、という形式の映像・写真が再び普通のメディアに浮上したのは、2015年1月の湯川さん・後藤さんのビデオでした。それまでの5人とは異なりそのビデオは彼らを殺す場面を記録したものではなく、単に言葉を並べ、2人が生きていることを示し、身代金を要求するものでした。(それまでの5人のビデオは、「処刑宣告」と斬首が、画面の暗転ありという形で記録されているというのがパターンで、カッシグさんのは斬首の記録の仕方が違っていたそうです。)
1月の最初の湯川さん・後藤さんのビデオ(「クソコラ」の題材になったもの)は、そのビデオでは人が死んでいないので、キャプチャ画像はかなりカジュアルに各国のメディアでも使われました。しかしそれは、「ISISの提供するものをそのまま流す」という形で、ISISに貢献することでした。(「クソコラ」にすることでそれを無化するという効果はあったと思います。特に「バナナ食うか、うめぇぞ」はすばらしかった)
私は個人的に #ISISMediaBlackout が始まったときから、この運動を強く支持しています。よって本稿でも、当該のビデオのキャプチャは出さないようにします(例外的に出す場合は注意書きをつけます)。が、普通に検索すればいくらでも見つかると思います。
※「イスラム国」を自称する勢力(ネットスラングで「イスイス団」)は、本稿では「ISIS」と表記します。
▼そういった理念的なこととは別に、単に映像として強烈すぎます。
Please, don’t look for photos, don’t look for video. This footage of the Jordanian pilot is beyond the pale in absolute horror. #ISIS
アンディはNPRで仕事をしていたときから「ソーシャルメディア担当」としてネット上の映像をたくさん見ている人です。ちょっとやそっとのことでは動じません。その彼が、「見るな」と言っています。
▼けっこうカジュアルに流れてくるんですよ。
最近になって関連アカウントを好奇心でフォローするようになった無防備な日本語圏の人たちは、急に悲惨な写真が流れてくることが十二分にありうるので、Twitter.com を見ないで関心のあるアカウントのページだけ見るようにするなり何なりしてください。
最初の「情報の奔流」が収まれば大丈夫になると思います。
あー、あたしのところにも来た。中東とはあんまり関係ないジャーナリストからのRTで。
これがあるんですよね。中東やってる人なら「メディア・ブラックアウト」はお約束なんですが、最近、欧州などでも、特にシャルリー・エブド編集部襲撃事件で「遠いどこかの出来事ではない」と気づいた分野外のジャーナリストがいて、そういう人は普通に「事実」として、ISISのプロパガンダを複製して流してしまう。
※私がその写真を見たことは、このツイートで十分に語られてますよね。
【キャプチャ画像で説明】Tweetdeckでの画像非表示の設定法。 pic.twitter.com/nFyOJPH55V
ちなみに、写真を見たいときはこのように簡単に表示させることができます。
※この説明のために、@C_S0325さんのツイートをお借りしました。
https://twitter.com/C_S0325/status/562606874655064064
以下、本編
#IslamicState supporters circulate photos on Twitter purporting to show captive #Jordan pilot burning to death - @reuters wire
私の確認したところでは第一報。ロイター記者。「ISISの支持者がTwitterで、捕虜としたヨルダンのパイロットを焼き殺しているところだという写真を回覧している」
1つ前RTの事案に関連して、またTwitter上が激しくなっているので気をつけてください。前からのウォッチャーはツボはわかってると思いますが、最近のことで新たに「彼ら」のアカウントに接近した人は、特に。
ちなみに私は日本語情報はほとんど見てません。(私よりさらに基礎知識のない人たちのおしゃべりなんか見ててもしょうがない。)ここにある英語ツイートは「探した」ものではなく「流れてきた」ものです(私がフォローしているアカウントのものや、それらがRTしたもの)。このアカウントくらいはフォローしといてもいいんじゃないですか、というアカウントが大半。
Horrible news about the killing of Jordanian pilot Muath al-Kassasbeh being circulated news.sky.com/story/1420656/…
Sky News(英国)でも同じニュース。。。
Timing of news of killing of Jordanian pilot comes as Jordan's King is in Washington&as Jordan's FM conducted press conference with Kerry
「ヨルダンのパイロットの殺害のニュースは、ヨルダン国王が米ワシントンを訪問し、ヨルダン首相がケリー国務長官と記者会見をしているときにタイミングが合っている」
タイミングっていう点でいうと、グレンイーグルス・サミットの最中に起きたロンドン公共交通機関爆破テロ(2005年7月7日)を思い出しますね。G8(あのころはまだG7だっけか)の首脳勢ぞろいの場で事件についてアナウンスさせた。
Al Furqān media released the video – they have burned the Jordanian pilot alive in a cage
「檻に入れて焼き殺した」
※この日本語は本「まとめ」のアップ時からつけてあったんですが、ビデオの中身もこうやって日本語で説明しています。英語が読めなくても、何が起きたかを把握できないなんてことはないですよね。「センセーショナリズム」は不要ですよね。
Of all the footage I’ve seen in recent years the ones allegedly of the Jordanian pilot burnt alive are among the worst. Sick bastards. #ISIS
「ここ数年で見た映像のなかでも最悪の部類に入る」
Jordan captured pilot Moaz Kasasbeh mother, father, sister, other relatives chating normally. The rumor of the video hasn't reached them yet
「カサスベさんのお母さん、お父さん、きょうだいや親族らは普通に話をしていて、映像のうわさはまだ届いていない」
Almost entire Islamic scholars agree (ijma) hostages during a war cannot be killed even if the Muslim hostages killed at the hands of enemy.
「イスラム学者ほぼ全員が、仮に敵がムスリムの捕虜を殺していたとしても、戦争捕虜は殺してはならないと合意している」
ISIS barbecues Jordanian pilot alive yet those same barbarians were once cheered on & supported as freedom fighters in #Syria's "revolution"
シリア、アレッポのエドワード・ダーク(筆名)さん。シリアの「反体制派」に懐疑的な方です。「ISISがヨルダンのパイロットを生きたまま焼き殺したが、あれをやった野蛮人は、シリアの『革命』の自由戦士として喝采を受け、支援されていたではないか」
ISISの中枢部に、何人のシリア人がいるんでしょう。本体はイラクですよね。ずっと前から。そして戦闘員はどこの誰ですか。
A wake-up call 2 ISIS Muslim apologists. Your beloved group has burned a fellow Muslim alive. A punishment NEVER mentioned in Islam #Jordan
「ISISシンパ、いい加減に目を覚ましなさい。あなたがたの愛する集団がイスラームの同胞を生きたまま焼き殺したのですよ。そのような刑罰はイスラームでは一切出てこない」とエジプトのネルヴァナ・マフムードさん。
ISIL has published a video showing the Jordanian pilot "burnt" alive
I am hoping that what I'm hearing is just another Twitter rumour. #Jordan #Japan #Solidarity
「うわさであることを願っていますが」
Video published online by Islamic State militants claims to show Jordanian pilot Moaz al-Kasasbeh being burned alive bbc.in/1K7YcuZ
BBC来ちゃった……
In light of #JordanianPilot execution video, one wonders how long before #ISISMediaBlackout begins trending again. washingtonpost.com/news/checkpoin…
「またすぐに #ISISMediaBlackout がトレンドするだろう」
リンク先WaPoはフォーリー殺害時のもの。
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