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米大統領 有志連合で結束して対応を
2月4日 6時22分

米大統領 有志連合で結束して対応を
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アメリカのオバマ大統領は3日、ホワイトハウスで、「映像が本物ならこの組織の邪悪さや残虐性を示すものだ。彼らの思想は破綻している」と述べ、イスラム過激派組織「イスラム国」を強く非難しました。そのうえで、「これは彼らを弱体化させ、最終的には壊滅させるという有志連合の決意を一段と強めることになるだろう」と述べ、「イスラム国」に対してヨルダンを含む有志連合で結束して対応していく考えを強調しました。

ホワイトハウスのアーネスト報道官は記者会見で、「ヨルダンは『イスラム国』の壊滅に向けた戦略を実行する国際的な有志連合の強力な一員であり、引き続き団結していく」と述べました。そして、「情報機関が映像の真偽を確認するとともに、いつ録画されたのか分析している」と述べ、アメリカ政府としても信ぴょう性などについて確認を急ぐ考えを示しました。
また、オバマ大統領が「イスラム国」に拘束されているほかのすべての人質の解放に向けて、外交や軍事面も含めあらゆる手段を駆使して全力で取り組むよう指示していることを明らかにしました。
アメリカ中央軍のオースティン司令官は3日、「『イスラム国』の残虐な行為を強く非難する。パイロットのムアーズさんは、われわれのチームの重要なメンバーだ。ヨルダン軍の司令官と連絡を取り、『イスラム国』を打ち負かすまでヨルダンを支えて、共に戦っていくと約束した」とする声明を出しました。
一方、アメリカ中央軍は、2日から3日にかけてもイラクで9回、シリアで5回の空爆を行って「イスラム国」の車両などを破壊したと発表しました。

仏大統領「野蛮な殺人」

フランスのオランド大統領は3日、声明を発表し、「野蛮な殺人だ」としてイスラム過激派組織「イスラム国」を非難したうえで、殺害されたパイロットの家族やヨルダン国民に対して哀悼の意を示しました。そのうえで、「フランスは今後もテロと戦い、中東に平和をもたらすためにヨルダンと協力する」としてヨルダンとの連帯を強調しました。

英首相「殺害を非難する」

イギリスのキャメロン首相は3日、声明を発表し、「『イスラム国』の野蛮なテロリストたちによる、吐き気を催すような手口の殺害を非難する」と述べました。さらに、ムアーズさんの家族に哀悼の意を示したうえで、「こうした残忍な行いはわれわれの決意をいっそう強固にするだけだ。ヨルダンと連帯し、ほかの有志国とともに『イスラム国』打倒に取り組み続ける」と述べ、「イスラム国」に結束して対じしていく姿勢を強調しました。

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