産経ニュース

台湾、抗日戦の主役は「中華民国軍だ」 中国共産党に「歴史に向き合え」

ニュース 国際

記事詳細

更新


台湾、抗日戦の主役は「中華民国軍だ」 中国共産党に「歴史に向き合え」

 台湾の国防部(国防省)の報道官は3日の定例記者会見で、中国共産党に対し「抗日戦争」の主役は、国民党が主導した「中華民国」軍だったという歴史に向き合うべきだと呼び掛けた。

 中国は今年を「反ファシズム戦争と抗日戦争勝利70年」と位置付け、共産党の役割や日本の戦争責任を強調する各種活動を実施予定。報道官は「中共(中国共産党)のどんな活動にしろ、中華民国軍の犠牲と貢献は抹消できない」と強調した上で、「中共は侵略の歴史の反省を日本に求めるのと同時に、自らも歴史に向き合うべきだ」とした。

 第2次大戦後に激化した内戦で敵対した国共両党は、抗日戦の歴史認識をめぐる対立が継続。国民党側には、中国が抗日戦での同党の役割を過小評価しているとの不満がある。(共同)

関連ニュース

露大統領9月に訪中 「抗日戦争勝利記念日」に合わせ 中国紙

「ニュース」のランキング