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 指定廃棄物最終処分場候補地となった塩谷町の反対同盟会(和気進会長)は31日、白紙撤回を求める緊急住民集会を同町の塩谷中学校アリーナで開いた。主催側の予想を大幅に上回る約2千人が詰めかけ、反対決議などで気勢をあげた。

 開場30分前には会場に向かう車列で約2キロが渋滞。アリーナは約1500人で満員、館外に約500人があふれ、急きょ設置されたスピーカーに聴き入った。

 和気会長は「未来を守る責任がある。詳細調査、断固反対。住民説明会、絶対拒否」と強調。見形和久町長も「環境庁が名水百選に認めた地を環境省が壊すのは矛盾」と力を込めた。