仕事が途絶えない人気在宅イラストレーターさんの8つの特徴

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この記事では、MUGENUPで実際にたくさん仕事を獲得できているクリエイターは、どのような方かをまとめます。「え? イラストの仕事なんだし、絵がうまい人でしょ?」と思われるかもしれませんが、実は絵の技術以外にも大事な点がたくさんあります。

MUGENUPには2015年2月段階で約26,000人の登録クリエイターがいて、毎月多くの方が実際にお仕事に関わっています。今回は2014年間の受注額上位のクリエイターにどんな特徴があるのかを検証しました。受注額上位のクリエイターをリストアップし、数字で見られるデータと、仕事に関わったアートディレクターや制作ディレクターの声をヒヤリングしてまとめました。

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はじめに:2014年最も稼いだクリエイターってどんな人?

今年、MUGENUPで一番稼いだ個人クリエイターさんってどんな方か想像つきますか? 画集を出しているような著名イラストレーター? 時間がたくさんあるフリークリエイター?

実は、2014年にMUGENUPでもっとも稼いでだクリエイターは、子育てママさんイラストレーターです。最も稼いだ月の収入はMUGENUPだけで40万円超! すごいですね。実はこういう副業クリエイターさんも収入上位にたくさん名を連ねています。

クラウドソーシングとも呼ばれるMUGENUPの仕組では、発注者と受注者が直接顔を合わせる事はありません。なぜ一部の人は、仕事が途絶えず、たくさん稼げるのでしょうか? 今回は、発注者側の視点を多めにまとめました。

1.早くて頻繁なレスポンス

稼げているクリエイターのほぼ全員に共通している特徴は、あらゆる連絡に対してレスポンスが早いことです。仕事のご相談や修正依頼をはじめ、制作開始から納品までには何度もメッセージのやりとりが必要です。このキャッチボールが早いと、1日でも早く仕事をスタートし、早く案件を終えることができます。1ヶ月は誰にも平等に30日しかありません。早いレスポンスで1日でも半日でも時間を節約していくことで、1件でも多くの仕事がこなせるようになります!

また、稼げるクリエイターさんは、連絡が頻繁なことも特徴です。分からないことがあったらすぐに相談し、思い込みで仕事を進めないことでお互いの認識のズレが少なくなり無駄なリテイクが減ります。これは制作のスピードアップ&信頼度アップにもつながります。

2. 短時間に集中してクイックに仕事をこなす

たくさん稼げている人=時間に余裕がある人……ではないことが分かりました。例えば先ほどご紹介した、子育てママさんイラストレーターは、子供が寝ている間などの短い時間を見つけてパパっとお仕事をこなします。「このぐらいの修正なら1時間で終わります!」と連絡をいただき、本当に1時間後に納品ファイルを送ってくれます。

作業時間が短いことは、クリエイターにもクライアントにもメリットがあります。クリエイターにとっては、制作時間の短縮は実質的な「時給アップ」になります。クライアントにとっても、早く納品されることは当然嬉しいことですね。クリエイティブの仕事は、いくらでも時間をかけることができてしまいますが、適切な時間内に適切なクオリティに仕上げるのがとても大事です。

3. 空きスケジュール連絡が頻繁で正確

MUGENUPには、お仕事専用システムWORK STATIONがあります。ここには、クリエイターさんが将来のスケジュールを「◎:3日以上空いている」「◯:1日以上空いている」「△:未定」「☓:1日も空いていない」の4種類で自己申告する機能があります。

稼げているクリエイターさんは、このスケジュールの申告率が高い傾向がありました。MUGENUPではお仕事のご依頼は制作ディレクターから連絡をするのですが、予定が空いていることが分かっていると、とてもお仕事を頼みやすいです。頻繁かつ正確にスケジュールをご連絡いただくと、お仕事のチャンスが増えて収入UP! という流れですね。

4. 能力的にも気持ち的にも「仕事を選ばない」

まず能力的な話をすると「萌系は超得意だけど、リアル系は全く描けない」といったスペシャリスト型のクリエイターは、トレンドによって仕事の波が大きくなります。逆に「リアルテイストからチビキャラまでひと通りこなします!」というマルチタイプのイラストレーターはいつもコンスタントに仕事があります。誤解がないように補足すると、得意分野があることは大歓迎です! ただ、あまりにも狭い守備範囲に特化していると、仕事量のアップダウンが激しくなってしまいます。

もうひとつ、気持ち的に「仕事を選ばない」と言う点については、もちろん「仕事を選ばない」方が仕事の幅は広がります。「仕事を選ばない」ことで今までと違うテイストに挑戦して引き出しを増やすのも良いですね。念の為に書き添えておくと「悪い条件や、無理な納期でも仕事を選ばずに挑戦する! 」というのは本当にオススメしません。クリエイターにとってもクライアントにとっても不幸なだけなので、そういう時はきっぱりと断る勇気を持ちましょう。

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5. 絶対に納期を守る

ここに来て当たり前の話です。が、稼げるクリエイターは納期遵守率が100%に近いです。お仕事の現場では、何らかの理由で納期がずれることはよくあるのですが、その際は早めに「遅れそうです!」と連絡を取っていれば、納期の調整をできる場合があります。早めの連絡は大事ですね。

無断で納期を落としてしまうと「締め切りが近い案件」を今後依頼できなくなってしまい、相談できるお仕事の幅が減ってしまいます。「一度でも納期を守れないと二度と仕事が来なくなる」ということはないのですが、仕事の選択肢を自ら減らしてしまうのはもったいないですよね。

6. ポートフォリオが豊富

イラストのお仕事の発注の決め手はなんといっても、ポートフォリオです。MUGENUP STATIONには非公開の環境にポートフォリオをアップする機能があります。ここにどんどん最新のイラストをアップいただくとお仕事のチャンスが広がります。収入上位の方は、毎月仕事をこなしつつ自身で描いたイラストを頻繁にポートフォリオに登録してくれています。

ポートフォリオは数が多い方が良いです。なぜならば、MUGENUPもクライアントのゲーム会社も複数の絵を見て「このクリエイターの絵は作りたいキャラクターのイメージと合っているか」を総合判断するからです。1枚だけの自信作イラストで勝負するよりも、幅広い(迷うなら全部の)作品をポートフォリオに登録したほうが圧倒的に有利です。

7. 「絵がうまい」+「仕事が丁寧」=最強!

アートディレクターや制作ディレクターが口をそろえて言うことは、「絵がうまい人もいいけど、仕事が丁寧な人はもっと貴重」という点です。仕事が丁寧とは、レイヤー名が整理されているとか、塗り残しが無いといった、絵の周辺の作業クオリティです。

配慮が行き届いていないデータは、どこかで誰かが修正しています。当然その分のコストが発生し、そのコストはきちんと把握されています。こういった隠れたコストを計算すると、仕事が丁寧な人に高いお金でお仕事をお願いする方が実は割安! となるのです。

8. 提案力がリピートを呼ぶ

最後は少し高度な話です。本当に人気のクリエイターさんは、作品の提出時に、提案をしてくださる頻度が高い傾向がありました。依頼されたことを納期内にこなせることは大前提として、アートディレクターやクライアントが想像もしていなかったような点を指摘してくれるクリエイターは本当に引く手あまたとなります。

「こうした方が良くなると思います」というアイデアをコメントしてくださる方、複数のラフを送ってくださる方など本当にありがたいと思っています。提案いただいたアイデアは極力採用しようとアートディレクターは行動しますし、仮に没案になってもぜひ次回もお願いしたいと思う気持ちが100倍増しになります。毎回、提案をするのは大変だと思いますが、なにか思いついた時は遠慮なく提案をしてもらえると嬉しいです。

いかがでしたでしょうか? ちょっと長くなりましたが、以上がMUGENUPで実際に稼ぎ続けられているクリエイターの共通点です。イラストレーターやクリエイターの皆様にとって少しでも役に立っていれば幸いです。

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