バレンタインのチョコ選びに繰り出して唐突に思ったのですが、なんでバレンタインは流行って、本の日は流行んないんだろうー?と。日本にも本を贈りあう文化が馴染めばいいのに。本の日イベント、日本でもたまに見かけますが、あまり知名度が上がってない気がします。
バレンタインで直接告白する勇気が出ない人も、「片思いの女の子が恋を叶える物語」の本を贈って遠回しに告白するとか、奥ゆかしくていかにも日本ぽくないですか。
お菓子メーカーの陰謀でバレンタインが始まったなら、書店の陰謀で本の日が一般化してもいいですよね(偏見)
流行らない理由って、ジャンルの好みがあって選ぶの難しいとか、価格帯的に重たいとかあたりでしょうか。そもそも本を読む人口が小さいのか…でも甘いもの嫌いな人だって一定数いるはずなのに。
それで、です。4月23日、本を贈るのに気後れするなら、読書文具を贈ってみるのはどうだろう?と。しおりとかブックカバーとか、消耗品のたぐいは受け取りやすいし、「自分じゃ買わないけれど贈りたい/贈られたい」素敵なしおりやブックカバーって多いじゃないですか。
文具売り場を併設している本屋さん多いので、良いと思うんだけどな。
という導入から始まっての、最近お気に入りな本のしおり&ブックマークについて自慢する記事ですー。もちろん本だけでなく手帳にも使ってます。
ちょっとでもいいなと思った人は、同じものを2つ買って、片方は4月23日、誰か大切な人にプレゼントすれば良いですよ!(雑な普及)
正式な商品名を覚えてないのでAmazonのリンク張ってません。でも、前に紹介したこのお店群で大体見つけたはずなので!時間がある方はふらっと散歩しつつ、素敵なしおりやブックマークを探してみるのはいかが?
まずは定番シルエットのしおり。
王道は愛されてきたからこそ王道なのです。そんな、オーソドックスな長方形タイプのしおり。リボン風に先が割れてるのがクラシカルな感じで素敵じゃないですか。
こういうのって、使い込むうちに傷やよごれがついて、それが馴染んでく感じが良いですよねー。
本屋で買ったままの、ペラっとした広告付き紙しおりをそのまま使うのではなくて、「お気に入りのしおり」を挟んで本を読む。もしかしてそれが、その本をお気に入りにするための第一歩になるかもしれません。だって、大切に読みたくなるじゃないですか。
しおりというよりブックマーク。
しおりを英語にしただけなのですが、金属製になるとブックマークって言いたくなる不思議。しおり金具ともいうそうです。
挟むとこんな感じ。まるでイヤリングのように揺れるチャーム部分が、その本を特別なものに感じさせてくれます...。
ちなみに似たフォルムながら、実用に特化したこんなブックマークも。ペンホルダー付きブックマーク。
本にメモを書き込む習慣のある人は、ペンとブックマークが一体となってとても便利です。
キャップ式のフリクションが一番ピタッとはまって使いやすい。キャップそのまま、本体部分だけ引っこ抜いて使えばいいので、立ったまま文字を書くのにも重宝します。
スリップメモブロック
去年、読書効果を3割増にするこんな方法を記事にしましたー。
見た目地味なのに、本読みさんの読書効果を3割増にしてくれる文具。 - ゆるふわ√3
スリップメモブロックに本を読む目的を書いて、それをしおり代わりに挟んで読書をはじめます。しおりは読書再開時に嫌でも目に入るし、最後まで読書の目的を忘れずにいられるという方法。
この間本屋を覗いたら、同じ用途の「しおりメモ」が売られてました。こちらの方がコンパクトで、カラフル、ペンで書いた時の書き心地も滑らかで、なかなかお気に入り。
手帳に書ききれなかった時の追加メモとして使うこともできるので、汎用性はなかなか高いかも。
ページキーパー
読書中の頁を自動的にキープしてくれるしおり。ぱたんと本を閉じれば自然と最新頁にワイヤーが挟まってくれるので、しおりを毎回手で挟み直す必要がありません。
使用イメージはこんな感じ。しなやかなワイヤーが程よい力でページを抑えてくれるので、電車内で片手読書する時にとても重宝します。
難点は、頁めくりのコツをつかむのに最初戸惑うことかなー。慣れると手放せなくなると思います。
同じ用途でスワンタッチもありますが、あちらは両面テープなので消耗が早め。
チャームブックマーカー
背表紙と本文との隙間に金属のバーを差し込み、革紐部分を本の内側に垂らして、ブックマークとして使用します。
こっちはちょっとアンティーク調。同じような形でも、色合いが違うだけで全然イメージが変わりますよね。いくつあっても可愛い。
フクロウやクローバー、それに、てんとう虫やネコ、鳥など、幸福の前兆や象徴と言われるモチーフは、見ているだけでちょっと幸せな気分になれますよねー。
モチーフそれぞれに由来があるので、意味を調べてから購入するのも素敵だ...。
ミュージック・チェーンブックマーク
クリップで本に留めるタイプで、本の内側にチェーンを垂らしてブックマークとして使用します。
実際使用してる姿はこんな感じ。ちょこんと音符のマークが頭を出しているのがクラシカルにおしゃれ!
これで音楽小説を読んだりしたら、たまらなく幸せな気分になれそうじゃないですか?
ブックダーツ
ブックダーツもブックマークに使えますねー。私の場合付箋代わりに使っちゃってますが、しなやかな金属製で抜き差しも簡単なので、しおりとして使うのも向いてます。
どこまで読んだかが行や列単位でわかるのがとても便利かと。先端とがって見えますが、薄く柔らかな金属製なので、紙を傷つけることもないですし、複数挟んでもかさばらないのもポイント。
番外: 持ってないけど欲しいしおり&ブックマーク
黒猫のシルエットなしおり!すごくおしゃれ。繊細すぎて壊しそうだけども、一つぐらい持っていたいなー。眺めるだけでも楽しそう。
ページキーパーの方がスマートな気がしますが、一度使ってみたいなーと思っているアルバトロス。こちらも閉じたページに自動でブックマークが挟まる仕組みになってます。
本の上に蝶々が乗ってるように見えるしおり。 実用性は皆無ですが、見せるインテリア的に本を飾るならこういうのがあってもいいなーと。これぞまさしく、自分で買おうと思うにはハードルが高いので、プレゼント用な気がします。
(ココ)COCO 文具 本 から 飛び出す !チョウチョ の しおり 本 に 集う チョウチョのの森♪ (全12色)お楽しみカラー
- 出版社/メーカー: (ココ)COCO 靴下のあしもと
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
童話モチーフ+しおり+物差しのメモリ付き、という、実用性があるようでないようなやっぱりないしおり。でも見た目可愛いから欲しいなーと。
[童話世界] 金属製ブックマーク しおり+物差し(10cm) 薔薇 steel bookmark+ruler rose
- 出版社/メーカー: IQ LIFE しおり
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
サテンリボンで出来た、飾るしおりです。これは本棚に「飾る」ためのしおりだなー。福井県のリボンメーカーさんが制作に協力してるそうで、一度本物見たことあるけれど、とてもキュートです。遊び心として持ってみたい。
金属製多めでお送りしましたー。紙だと消耗が早くて、なかなか残らないのが悲しい。でも、和紙で人形の形に折られた和風栞(なんとなく漢字)とか、和風な感じの栞も素敵ですよね。お手製しおりみたいなのも好きです...プレゼントするレベルとなると、なかなか頭悩ませそうですが(高度な折り紙風とか?)
あと、おしゃれな写真やイラストのポストカードをしおりとして使うのも、なんか素敵だなーと思っちゃいます。
しおりは本ごとに買い換えるものでもないので、普通、本より長い付き合いになるのですよね。だからこそ、自分の「お気に入りのしおり」を持ってる人って本が好きなんだなぁと思ったり。前に所有印としての蔵書票のことを書きましたが、しおりを挟むのも一つの「本を自分のものにする」行為な感じがします。
という訳でさあ、4月23日のサン・ジョルディの日に向けて、オンリーワンなしおりを探しに街に出かけちゃいません?