地下でも災害時でも通信可能、業務用IP無線機「SmaTALK II」

地下でも災害時でも通信可能、業務用IP無線機「SmaTALK II」

2015年2月3日(火) 19時33分
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「SmaTalkII A-TT01」は昨秋発売された最新型となる。IP68の防水・防塵性能を備えており、実際に水が流れる場所に動作状態で展示されていた。《撮影:編集部》の画像
「SmaTalkII A-TT01」は昨秋発売された最新型となる。IP68の防水・防塵性能を備えており、実際に水が流れる場所に動作状態で展示されていた。《撮影:編集部》
本製品の通信システムの仕組み。導入にかかる費用としては、端末代、そして1つのIDに付き初期登録加入費用5,000円と月額基本利用料2,200円となる(画像は製品Webサイトより)の画像
本製品の通信システムの仕組み。導入にかかる費用としては、端末代、そして1つのIDに付き初期登録加入費用5,000円と月額基本利用料2,200円となる(画像は製品Webサイトより)
 1月21日から23日にかけて、パシフィコ横浜で開催されたショッピングセンター(SC)業界向けの商談展示会「SCビジネスフェア」。今回紹介する城山の「SmaTALK II」は防災向けにも最適な業務用IP無線機だ。

 FOMA通信網を利用しているが、電話ではなく無線機。通信エリア内なら全国どこでも距離に関係なく無線通話を行える。1対1だけでなく1対200といった多数の通話も端末台数が許す限り可能で、優先通話として割り込むこともできる。

 無線免許が不要で、既存の通信インフラを使うため、新たな基地局の設置が必要ないなど、従来の業務無線機と比べると自由度が大きい。通信周波数はW-CDMA、800MHz、2100MHzで、人口カバー率100%となっている。無線LANによる接続にも対応する。

 過去の大規模災害時には、携帯電話では通話はできなかったがメールやツイッターなどは使用できたという事例があり、緊急災害時の利用方法も期待できそうだ。今回はSC向けの展示だったこともあり、地下や建物など施設内での通信が可能な点を押し出していた。既に航空会社などに大量導入されている実績がある。
《小菅》
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