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映像投稿はヨルダン国王訪米の最中
2月4日 4時34分

ヨルダン軍のパイロットが殺害されたとみられる映像がインターネット上に投稿されたのは、ヨルダンのアブドラ国王がアメリカを訪問している最中で、国王はケリー国務長官と会談してイスラム過激派組織「イスラム国」の壊滅に向けた連携を確認したばかりでした。

ヨルダンのアブドラ国王はジュデ外相とともにワシントンを訪れ、現地時間3日午前、ケリー国務長官と会談し、双方は「イスラム国」の壊滅に向けた連携強化を確認し、アメリカによるヨルダンへの資金援助の増額などを盛り込んだ覚え書きを交わしました。
会談のあと記者会見したケリー長官は、ヨルダン軍のパイロット、ムアーズ・カサースベさんについて、「解放すべきだし、少なくともヨルダン政府に安否を知らせるべきだ」と述べていました。
この会見からほどなくして、ムアーズさんが「イスラム国」によって殺害されたとみられる映像がインターネット上に投稿されたことが分かりました。ワシントン滞在中のアブドラ国王は午後の予定を変更し、その後、帰国の途につくものとみられます。

国王は何も答えず

ヨルダンのアブドラ国王は、イスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたヨルダン軍のパイロットが殺害されたとみられる映像がインターネット上に投稿されたあと、日本時間4日午前4時半ごろ、アメリカ議会上院の外交委員会の議員団と会談しました。
冒頭、外交委員長を務める共和党のコーカー議員が「深いお悔やみを申し上げます」と述べたのに対し、アブドラ国王は「ありがとうございます」と述べました。ただ、記者団から、パイロットが殺害されたことについてたずねられると、何も答えませんでした。

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