似た方言、縁だきゃあ 名古屋市長、京都・丹後で交流提案
京都府丹後地域の丹後弁と名古屋地方の尾張弁が似ていることを縁に、名古屋市の河村たかし市長が31日、「丹後と名古屋の大交流新時代」をテーマに京丹後市の峰山総合福祉センターで講演し、地域の特色を生かした交流促進の構想を語った。
赤いが「あきゃあ」、おいしいが「うみゃあ」など両地域は多くの方言の発音が似ている。文化交流の歴史を調査中の市と市教委が地域の連携に結びつけようと企画。市民ら280人が参加した。
河村市長は、減税や給与削減など自らの施策を、方言を交えてユーモラスに紹介し会場の笑いを誘った。丹後の印象を「ちょっとやそっとでは来られない秘境的な所」と語りつつ「リニア新幹線ができたら名古屋駅から丹後へと乗り換えるルートを作りたい」と構想を語った。
また、100歳以上が多い京丹後市の特色を挙げ「どんなうみゃあもん(うまいもの)を食べたら長生きできるのか、名古屋のお年寄りを連れて調べに来たい」と述べた。
【 2015年02月01日 17時17分 】