ここから本文です

アギーレ監督解任 後任探し、最悪のタイミング 狭い「的」…ピクシー、スコラリ氏らの名

産経新聞 2月3日(火)21時7分配信

 後継者を探すには最悪のタイミングといっていい。欧州、南米の多くではリーグ戦が進行中。さらに欧州では各国代表が来年の欧州選手権予選でしのぎを削っている。候補者の多くが指揮を執っている。首を縦に振る存在は決して多くない。

 時間も限られる。3月末に予定する2試合の国際親善試合に間に合わなければ、6月に開始予定のW杯予選が新監督の初陣になる公算が大きい。大仁会長は「間に合わせたいが、間に合わせ人事はしたくない」と、苦しい胸中を明かした。

 新監督に求める資質は大きく変わっていない。候補を絞り込む協会技術委の霜田委員長は「日本人のいいところをリスペクト(尊重)し、世界で勝つために何が必要かを持っている。W杯予選を勝ち抜ける監督を連れてこないと」と話した。

 候補者リスト作成を急ぐ技術委は、Jリーグの現職監督に声をかけないことを決め、さらに“的”は小さくなった。日本を知るストイコビッチ・J1名古屋元監督、スコラリ・元ブラジル代表監督らが候補として取り沙汰されている。(榊輝朗)

最終更新:2月3日(火)23時4分

産経新聞

 

PR