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バングラデシュ 総選挙巡り50人死亡
2月3日 22時50分

バングラデシュでは、先月から総選挙のやり直しを求める野党支持者が抗議行動を激化させ、警官隊との衝突などが相次いでいて、この1か月間でおよそ50人が死亡し、治安の一層の悪化が懸念されています。

バングラデシュでは、去年1月に総選挙が行われ、ハシナ首相率いる与党が勝利しましたが、野党側は選挙が公正に行われていないとしてボイコットしました。
総選挙のやり直しを求める野党側は、選挙から1年となった先月5日以降、全国的な交通封鎖やゼネストなどの抗議行動を激化させていて、野党の支持者が警官隊と衝突して死者が出る事態となっています。また、車両を狙った放火事件も相次ぎ、地元の警察によりますと、3日は東部のコミラで、何者かが長距離バスに火炎びんを投げ込み乗客7人が死亡しました。
一連の衝突や事件での死者は、この1か月でおよそ50人に上っています。また、治安の悪化で物流が途絶え、食料品の値上がりなどの影響も出ているということです。
政権側は、最大野党の幹部を相次いで逮捕するなど締めつけを強めていますが、野党側は対決姿勢を強めていて、治安の一層の悪化が懸念されています。
バングラデシュの日本大使館は、日本人が巻き込まれたという情報はないとしていますが、在留する日本人に抗議行動の周辺に近寄らないなど細心の注意を呼びかけています。

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