「今やろうと思ってたのに!」子どもは親に口出しされると勉強に集中できない

prof山田 周平

ライフ父親

「今やろうと思ってたのに!」子どもは親に口出しされると勉強に集中できない

子どもが成長して大きくなってくると、親としてどうしても気になってしまうのが“学力”だと思います。しっかり勉強しているのかと、口出しせずにはいられないという人も多いのではないでしょうか。

では、子どもたちはそんな親に対してどう感じているのでしょうか?

株式会社すららネットが小学4年生~高校3年生の男女659名を対象に行ったアンケートから、子どもたちの本音が明らかになりました。

 

親よりも家庭教師や友達と一緒の方が勉強に集中できる

まず、「授業以外で勉強するときに一番集中しやすいのは誰と一緒のときか?」と聞いたところ、「1人きり」が49.5%、「塾・家庭教師の先生」が20.8%、「友達」が13.8%という結果でした。「親(8.2%)」よりも「塾・家庭教師の先生」や「友達」と一緒の方が勉強に集中できるようです。

「一番集中できる場所」についても、「自分の部屋」が28.7%、「学習塾」が27.8%、「リビング」が19.9%となり、前述の回答を反映した結果となりました。

リビングなどの親の目が届く場所で勉強する子どもは成績が良いといった説もありますが、子どもたちからすると、親よりも1人きりや塾・家庭教師の先生、友達と一緒の場所の方が集中できるようですね。

 

親は「勉強の先生」として100点満点中「74.7」点

次に、「親に勉強を教えてもらうことはあるか?」との問いには、54.2%が「ある」と回答。小学生が8割強、中学生が5割強、高校生が3割弱と、やはり学習内容が高度化していくとともに、親に教えてもらう割合も減少していくようです。

また、勉強を教えてくれる先生としての親の評価については、100点満点中で平均74.7点となりました。小学校が79.8点、中学校が72.8点、高校が71.9点と、勉強の先生として及第点を得ていると言えるのではないでしょうか。

 

親に望むことの第1位は「勉強に口を出さないでほしい」

最後に、「勉強に関して親にしてほしいこと」を尋ねたところ、「勉強に口を出さないでほしい(44.6%)」、「成績が上がったらごほうびをくれる約束をしてほしい(43.7%)」、「もっと勉強しやすい環境を作ってほしい(30.0%)」がTOP3でした。

親としては心配で口を出さずにはいられないですよね。でも、親に口出しされることを子どもは一番嫌っているようです。勉強しやすい環境が「1人きり」かつ「自分の部屋」である子どもが多数派であることを考えると、親としては適度な距離感で見守ってあげることが必要なのかもしれません。

 

子どもの将来を案じて、ついつい勉強に口出ししてしまいがちですが、それが子どもにとっては一番嫌なこと。親と一緒だと集中できないとまで思われてしまっているようです。

ただ、勉強の先生として、多くの子どもたちが親を評価しているので、遠くから見守りつつも、要所要所で教えてあげるというような姿勢を取るのがよさそうですね。

 

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【参考】

※ 「小中高生の勉強に関する意識調査」 - 株式会社すららネット

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