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PS4『グラディウス』が遅延はデマ ― プレイ環境による遅延解消の検証が間違って伝わる

PS4『グラディウス』が遅延はデマ ― プレイ環境による遅延解消の検証が間違って伝わる

2015年2月3日(火) 21時18分
  • アーケード版を忠実に再現した『グラディウス』の画像
    アーケード版を忠実に再現した『グラディウス』
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    結論として「遅延」はナシ!

ハムスターより配信が開始されたPS4「アーケードアーカイブス」の『グラディウス』が遅延しているのではないかという話題がTwitterを中心に拡散されています。

『グラディウス』は、1985年に5月29日にKONAMIよりアーケードゲームとして登場した横スクロールタイプのシューティングゲームで、後のシューティングゲームに大きく影響を与えたKONAMIを代表する傑作シリーズの第1作目です。「超時空戦闘機ビックバイパー」を操縦し、パワーアップを重ねながら敵である「バクテリアン」と戦います。尚、本作はKONAMIとの契約により許諾された権利を使用してハムスターより配信されています。

そんな本作が、遅延(コントローラ側の入力に対し、画面上でのレスポンスが遅れてしまう状態)しているのではないかと、Twitterを中心に話題となっています。事の発端は、ゲームメーカー・アリカの代表取締役副社長の三原一郎氏の1月30日のTwitterでの発言。PS4で『グラディウス』をプレイした際に“もたつき”を感じたとつぶやいています。


この後、三原氏は“もたつき”の原因をTwitterで追求し続け、NAVERまとめにつぶやきのまとめを掲載しています。これについては非常に専門的な内容となるので、興味がある方は以下のリンク先をご覧ください。

■NAVERまとめ - PS4 グラディウスのプレイから端を発した遅延対策環境考察
http://matome.naver.jp/odai/2142261727751559301

結論としては、PS4『グラディウス』に、ゲームの欠陥としての遅延はありません。

しかしながら、テレビやモニタに接続するケーブルの品質、あるいはテレビやモニタそのもの、使用するコントローラなどのプレイ環境によって、フレームレート(ゲームによって異なりますが、1/30秒あるいは1/60秒が現在のゲームの1フレームとして一般的です)単位で極小の遅延が発生し、それらが積み重なるほど“もたつき”を感じる場合があります。これは、PS4『グラディウス』に限らず、どのゲームハードの、どのゲームタイトルでも言えることであり、三原氏はこのフレーム単位の遅延をいかに無くすかという検証に、親しみのある『グラディウス』を使用した、ということです。この検証がTwitterなどを通じて間違って伝わり「PS4のグラディウスが遅延する」という噂に至ったというわけです。

三原氏は今回の件について、NAVERまとめにて以下のようにコメントしています。


「PS4版『グラディウス』には遅延がなく、むしろ遅延がないのを前提にした所から、如何にベストな環境を構築するか?が主題(中略)、(ネットやまとめサイト等による)意図的な改竄から開発者の方々に迷惑をかけている、とも聞いており、大変申し訳ないと思います。」


シューティングゲームやアクションゲームなど、指先のわずかな操作が命取りとなるゲームジャンルにとって「遅延」が死活問題であることは間違いありません。このようなゲームジャンルにこだわりを持っている人は、ぜひ「遅延」が起きにくいゲームプレイ環境を構築したいですね。

アーケードアーカイブス『グラディウス』は、好評配信中で価格は823円(税込)です。

(C)Konami Digital Entertainment

(Article written by 津久井箇人 a.k.a. そそそ)
評価の高いコメント
  • 2015年2月4日 00:20:17 ID: V0pw+b0t3N4C
    1 なまえがありませんさん
    通報する

    もうまとめサイトやらでデマがかなり広がってる…なんかタイトルしか読まない人ばかりで悲しい…

このコメントをルール違反として編集部に通報します。よろしいですか?

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