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スカイマーク資金、わずか3億円…再生法申請時

読売新聞 2月3日(火)7時50分配信

 国内航空3位のスカイマークが、民事再生法の適用を申請した1月28日の時点で、現預金などの手元資金が約3億円しか残っていなかったことが、東京地裁への申請書類で分かった。

 航空機のリース料や空港使用料など約40億円の支払期限が1月末までに迫っていたため、自力再建を断念した。

 また、西久保慎一・前社長が、個人で7億円を同社に貸していることも判明した。従業員の1月分の給与にあてたとみられる。

 スカイマークの現預金残高は昨年3月末時点では約71億円あった。申請書類によると、訓練装置の売却などを進めたが、昨年12月末時点では約6億円まで減り、年明け1月以降も資金の流出は止まらなかった。

 投資ファンドの「インテグラル」(東京都千代田区)からつなぎ融資を受ける見通しのため、運航に支障は生じないとみられる。

最終更新:2月3日(火)7時50分

読売新聞

 

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