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著作権保護は原則70年で調整へ TPP
2月3日 4時15分

著作権保護は原則70年で調整へ TPP
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TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、交渉参加12か国は、これまで難航していた映画や音楽などの著作権を保護する期間について、公開や作者の死後から原則70年とする方向で調整を進めることになりました。

TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、交渉参加12か国は日本時間の2日までの日程で、首席交渉官会合をアメリカで開きました。
今回の会合では、▽映画や音楽、小説などの著作権をはじめ、医薬品の開発データといった知的財産を保護する期間や、▽公平な競争条件の確保に向けた国有企業に対する優遇措置の是正など、交渉が難航している分野を中心に意見が交わされました。
その結果、著作権を保護する期間について、日本を含む各国がアメリカの主張に理解を示し、公開や作者の死後から原則70年とする方向で調整を進めることになりました。
一方、医薬品の開発データを保護する期間や国有企業に対する優遇措置の是正を巡っては、アメリカや日本などの先進国とマレーシアやベトナムなどの新興国との間で意見が対立して妥協点を見出すことができず、交渉参加12か国は事務レベルで協議を続けることにしています。
こうしたなか日米両政府は、日本時間の3日から事務レベル協議をアメリカで再開し、焦点となっている牛肉や豚肉、コメなど農産物5項目の関税の取り扱いなどを巡って調整を進め、2国間交渉の早期終結に向けて道筋をつけたい考えです。

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