実に悲しい話ではありますが、ぶっちゃけ親の収入が少ない家庭の子どもの人生は高確率で苦労しかないと思います。
昔は貧しい家庭の子どもがハングリー精神で、勉強をしまくって東大に入ったりして人生逆転なんてこともありました。
しかし現代ではもう生まれた時点で格差が起きているのです。
そしてそれはもうどうしようもないくらいに大きな格差なのです。
貧乏人は子どもを作るなという意味ではありませんが、収入が少ない家庭では子どもが相当その後の人生で苦労をするということです。
もちろん子どもを育てる家庭も苦労が絶えないでしょう。
現実的には世の中、結局はお金なのです。
生まれた時点で格差は確実にある
高収入の家庭に生まれた場合、しっかりとした教育を受け、大手企業に就職し、老後は大金を貯金して高級老人ホームに住むことも可能です。
しかしながら貧しい家庭に生まれた場合、教育にも学資ローンなどの借金をかかえ、非正規雇用として働き、老後は介護難民になる可能性が高いです。
これはもう生まれてきた運によって決まる問題であり、昔と違って金をかけて教育をほどこすことができる富裕層が圧倒的に有利なのです。
小中高エスカレーターで悠々と生きる子どもと比べて苦労して大学受験する貧しい家庭出身の子どもとでは、明らかに気持ちの面でも差がついてきます。
ましてはいわゆる「Fラン大学」ではほとんど意味が無いといっても過言ではありません。
それどころ大学にすら行くことができない家庭の子どももいます。
塾にもまともに通うことができない子どもたちです。
格差を無くすことは可能なのか?
現行制度でこの格差を無くすことは不可能を思っていいでしょう。
誰が考えても金持ちのほうが有利なのは揺るぎないです。
貧しい家庭の出身の子どもに明るい未来なんて期待することはできないです。
この格差を無くすためには、最低でも学業にかかる費用を無料にするくらいの思い切った政策が必要となります。
そして現在の奨学金システムのような欠陥のあるシステムではなく、勉強をした学生には学費が無料になるくらいの政策が必要となるでしょう。
がんばった人がそれなりの結果を得ることができるシステムを作っていくことが大事です。
現行制度では生まれた時点で格差がつき過ぎるのが問題なのです。
人生終了モードになってしまったら
いわゆる「人生終了モード」になってしまったら、逆転を考えるのは非常に難しいと思います。
できる方法としては、極力出費を減らしていくことと収入を増やしていくことのみになります。
老後に多少でも苦労をしないために現在苦労し続けることくらいでしょう。
貧乏から抜け出す努力というのは非常に大事ですが、それは並大抵の努力じゃダメでしょうし、運という要素も必要となります。
それよりはまずは手堅く日常をこなしていくことが無難だと思います。
しかし何度もいうように最大の問題は、生まれた時点で格差がある現在の社会システムでしょう。
まだ日本はアメリカほどの格差社会ではないですが、今後は更にアメリカ型の格差社会になる可能性は十分にあります。
そんなときに自分がどの立ち位置にいることができるかが重要なポイントです。