「日本人」殺害:宗教超え2人を哀悼…「宗教者祈念集会」

毎日新聞 2015年02月02日 17時29分(最終更新 02月02日 18時53分)

日本人2人が「イスラム国」に殺害されたとみられる事態を受け、宗教を超えて集まって祈る宗教者たち。左から2人目はイスラム教徒の参加者代表=首相官邸前で2015年2月2日午後1時47分、山本晋撮影
日本人2人が「イスラム国」に殺害されたとみられる事態を受け、宗教を超えて集まって祈る宗教者たち。左から2人目はイスラム教徒の参加者代表=首相官邸前で2015年2月2日午後1時47分、山本晋撮影

 ◇首相官邸前でキリスト教、仏教、イスラム教の信徒40人

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に殺害されたとされる後藤健二さんと湯川遥菜さんを追悼する「宗教者祈念集会」(平和をつくり出す宗教者ネット主催)が2日、東京・永田町の首相官邸前で開かれた。キリスト教、仏教、イスラム教の信徒約40人が集まり、宗教を超えて2人への哀悼と平和への祈りをささげた。

 集会では、それぞれの宗教の信者や牧師、僧侶らが順にマイクを手にして祈りの言葉を唱えた。後藤さんが通っていたキリスト教の教会の会員、鈴木伶子(れいこ)さん(76)は「後藤さんの死はつらく悲しく、言葉では表せない。残された私たちが平和への思いを引き継いでいきたい」と話した。【藤沢美由紀】

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