ノーベル平和賞:候補に長崎と広島被爆者2人と被団協推薦

毎日新聞 2015年02月02日 21時39分(最終更新 02月02日 21時57分)

 ◇1910年に受賞したNGO「国際平和ビューロー」

 1910年にノーベル平和賞を受賞したNGO「国際平和ビューロー」(IPB、ジュネーブ)は、今年の平和賞候補に、長崎原爆の被爆者の谷口稜曄(すみてる)さんと広島原爆の被爆者でカナダ在住のセツコ・サーローさん、日本原水爆被害者団体協議会を推薦した。IPBに加盟する原水爆禁止日本協議会によると、先月末にノルウェーのノーベル賞委員会に推薦文を提出したという。日本被団協は過去にも同賞に推薦されたことがある。

 谷口さんらの推薦理由について「自らの痛ましい経験に基づいて核兵器の禁止・廃絶を求め、被爆者の努力の先頭に立ち続けてきた」としている。【高橋咲子】

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