目的は難波宮史跡公園。
なんと平城京や藤原京より前に日本の首都として存在していたとか。
蘇我氏の支配が終わったあとの難波遷都で創られた前期難波宮と平城京時代の副都としての後期難波宮。
なんと後期難波宮も1年だけ首都だったという記述も。平安遷都までは大阪と奈良の間を首都が行ったり来たりしてるわけだ。
京都が1000年、難波宮が150年、それを追うのは東京。
ま~首都としての延べでは東京が2番手ですがね。京都~東京と首都が移り変わる間は安泰だったようで、それ以前が天皇変わったら首都が変わったり…いやいや難波が首都になる前は豪族が支配してたからどこが首都やら……
そんなことを考えながら百数十年前の首都の地で太古に思いを馳せる。
次は大阪城に向かう。
実はここも訳ありで、今の浄土真宗が一向宗と呼ばれてた時に、細川晴元に山科本願寺を焼き討ちされた蓮如が現在の大阪城の当たりに石山本願寺を築いたという。その石山本願寺10年にも及ぶ信長の攻めにも陥落せず、結局天皇の仲裁で武装解除して明け渡したというほど堅牢な軍事要塞のような寺だったとか。
(Wikipedia=浄土真宗 参照)
この風水上何かある最強の地を豊臣秀吉は重視し大坂城を建てたわけで、城内に入るとこれは簡単に攻め落とせないなと思うような構造を見ながら天守閣の下に行くと涼しい。
市内が蒸し暑いのにここだけは涼しい。そこから西の方向を見ると、西の庭園が緑濃い風景を見せてくれる。
OBP方向に出ると坂道を一気に降りること2回。上町台地がここで切れているので、下から天守閣を見ると威風堂々としている。